ロシアが開発!新兵器「ポセイドン」500mの津波など起きない理由
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驚異の破壊力を持ち、海底を潜行するロシアが開発した原子力核魚雷「ポセイドン」

水中での最高速度は、なんと200 km/hで目標に向かい、原子力により無限の航続距離を持つとされる。

あらにポセイドンは、爆発の際に最大500メートルもの巨大津波を発生させ、敵国の海岸線や港湾施設を破壊することを目的とし、強力な戦略兵器として注目されている。

しかし、その情報は誤りである。

その理由については、後ほど詳しく解説しよう。

今回は、ポセイドンが持つ2メガトンの核爆発の影響や津波が起きない理由、そしてロシアが開発を進める背景について詳しく解説していこう。

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原子力核魚雷ポセイドンの威力

ポセイドンは、ロシアが開発中の新型原子力推進潜水艦発射巨大魚雷である。

この兵器は、敵国の海岸線や港湾施設を破壊することを目的としており、強力な戦略兵器としての地位を確立することが期待されている。

まず、ポセイドンはどのような兵器かというと、原子力推進によって高速・長距離での航行が可能な巨大魚雷である。

原子力潜水艦「ベルゴロド」と「ハバロフスク」に配備するために開発された新兵器だ。

この魚雷は、従来の魚雷よりもはるかに大きく、深度もより深く潜れるため、敵の追跡を回避しやすい。

水の抵抗を減らすために前方に空気の層をつくり、その中を最高速度 200 km/hで進むと報じられた。

目標に向かうまでの間、常に進路と深さを操作するため、迎撃することは不可能であると関係者は語る。

さらに、その強力な核出力により、海岸線や港湾施設に甚大な被害を与えることができる。

開発の背景や理由は、ロシアが自国の核抑止力を強化し、敵国への威嚇を狙っていることが挙げられる。

冷戦終結後も、核軍縮が進む一方で、各国は核抑止力の維持に努めており、ロシアもその例外ではない。

ポセイドンは、そのような状況下でロシアが開発を進めている新たな核抑止兵器の一つである。

その威力については、ポセイドンは非常に強力な破壊力を持つといわれている。

原子力推進のため、基本的には航続距離に制限はなく、その速度も高速であることから、敵の防御システムを突破する可能性が高まる。

また、核出力による爆発は、海岸線や港湾施設に大規模な津波を引き起こす可能性があるため、敵国に甚大な被害を与えることができるだろう。

このような理由から、ポセイドンは、ロシアの戦略的優位をさらに強化する兵器として注目されているのだ。

ポセイドンの爆発エネルギーは2メガトンといわれており、この核爆発は、非常に大規模な破壊力となる。

爆発の衝撃波によって、数キロメートル以内の建物は壊滅的な被害を受け、放射能による汚染も広範囲に及び、長期的な影響を及ぼすことが予想される。

これにより、敵国の海岸線や港湾施設は壊滅的な打撃を受け、その国の経済やインフラに重大な損害を与える恐れがある。

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ポセイドンでは津波は発生しない

このポセイドンであるが、水中爆発した際に約500mの津波を発生させるという情報が出回っているが、これは誇張されたものであると考えられる。

その理由について、津波が起きるメカニズムを知る必要がある。

海底地震や火山活動、地すべりなどによって海底の地形が急激に変化することで発生する。

これらの影響によって、大量の水が急激に持ち上げられたり沈んだりすることで発生するのが津波である。

つまり、波が来るのではなく、海面の高さがあがるのが津波である。

このような現象が起こると、水の運動エネルギーが波となって広がり、海岸に押し寄せることで津波が発生する。

この波は、海岸に近づくと波高が増し、津波として沿岸部に押し寄せるのである。

ポセイドンは核爆発によって大きな爆発力と放射能を発生させることができるが、これだけでは500mの津波を発生させることは非常に困難である。

波の高さは、水中での爆発の規模や位置によっても影響を受けるが、核爆発によってもたらされるエネルギーは、地震や火山噴火などの自然現象によるエネルギーと比較すると十分ではない。

これまでの報告や研究では、核兵器を用いた実験や爆発事故でも、津波の高さは数メートルから数十メートル程度に留まっていることが証明されている。

水中爆発と津波の相関関係についてであるが、水中での核爆発は、周囲の水を蒸発させることで急激な膨張を引き起こし、衝撃波が発生する。

この衝撃波で海底の地形を変化させる可能性は考えられる。

例えば、海底地すべりが発生したり、地盤が沈下したりすることにより、これらの地形変化が、津波を引き起こす要因となる可能性はある。

ただし核爆発が、必ずしも津波を引き起こすわけではなく、爆発の規模や位置、深さ、海底地形などが影響してくる。

津波は、先述の通り、海底地震や火山活動、地すべりなどによって海底の地形が急激に変化することで発生する大規模な波であり、ポセイドンは高波程度しか起こすことができないと思われる。

津波と高波の主な違いは、発生原因と波の規模である。

津波は、大規模な波であり、海岸に押し寄せるときには波高がさらに高まり、大きな被害を引き起こす。

一方、高波は通常、比較的小規模な波であり、それほど大きな被害を引き起こすことはない。

しかし、核爆発によって海底で起こる大規模な地盤沈下や海底地すべり現象が発生すると、それによって大きな波が引き起こされる可能性はある。

つまり、ポセイドンの核爆発による被害は、爆発そのものによる破壊力と放射能汚染、そして津波による追加的な被害という形で現れることが予測されるのだ。

これらの被害が相まって、対象となる国の海岸線や港湾施設は壊滅的な打撃を受けることになるだろう。

そのため、ポセイドンは、ロシアの核抑止力を強化し、敵国に対する威嚇を高める効果が期待されているのである。

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ポセイドンの水中爆発による放射能の影響

ポセイドンが持つ2メガトンの核爆薬が水中で爆発した場合、その影響は多岐にわたる。

2メガトンとは200万トンのTNT火薬が同時に爆発した場合と同等のエネルギー放出を意味する。

広島型原子爆弾の約100倍以上の威力を持ち、大規模な破壊力と放射線による影響を引き起こす恐れがある。

水中での核爆発は、周囲の水を蒸発させ、急激な膨張を引き起こし衝撃波が発生し、この衝撃波が海中の構造物や船舶に損傷を与える可能性がある。

核爆発によって大量の放射性物質が放出され、海水や海洋生物に影響を与えることで、長期的な環境への影響や、人々の健康への悪影響が懸念されるだろう。

核爆発の衝撃波や熱によって、海岸線や港湾施設に直接的な損傷を与えることで、対象国のインフラや経済に大きな損害が発生することが予想される。

つまり、ポセイドンは強力な戦略兵器として機能し、敵国に対して大きな被害を与える可能性がある。

ただし、その影響は爆発の条件や状況によって異なるため、具体的な被害は予測が難しい部分もあるだろう。

ロシアのポセイドンは非常に強力で破壊的な兵器であり、開発が進めば敵国に対する大きな被害を与える可能性がある。

しかし、その被害は爆発の条件や状況によって異なるため、具体的な被害の予測は困難といえる。

ポセイドンの開発は、ロシアが核抑止力を強化し、敵国に対する威嚇を高めることを目的としている。

核兵器の開発競争は世界的な安全保障に影響を与えるため、国際社会はこの問題に対処するための対策や枠組みを検討する必要がある。

次の動画では、わずか20両のロシア自慢の戦闘車両ターミネーターがウクライナに破壊されたことについて解説しよう。

 

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