世界の空母ランキング5 最強空母はどれか?米海軍も保有しない熱核弾頭

「戦争映画」は、ただ国同士が争う映画ではない。

迫力ある戦闘シーンだけでなく、涙なしには語れない数々の人間ドラマがある。

数ある戦争映画の中でも、今回は実話を元にしたエピソードのみを厳選して紹介する。

一度は見ておきたい実話の戦争映画5選!

大規模な艦体に多数の航空機を搭載して洋上を移動する「動く航空基地」が空母だ。

第二次世界大戦以降、空母は海軍大国のプレゼンスを示す最大の装備として長らく君臨してきた。

そして現代は、空母や軽空母等の航空機運用能力を有する艦艇の開発が各国で再び盛んになってきている。

日本でも「いずも型護衛艦」の空母化が話題となっているが、垂直離着陸が可能なうえに高性能なF-35Bの登場によって空母・軽空母の開発が以前よりも容易になってきたことも要因のひとつだろう。

今回は、世界の空母5選として代表的な空母について、それぞれの特徴について紹介していこう。

アメリカ海軍がなぜ世界最強と言われるのか、そしてアメリカ以外の国でもどのような空母が活躍しているのか、その一端をお伝えしたい。

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第5位 F-35B運用資格取得 イタリア海軍カヴール

イタリア海軍の空母「カヴール」は、2008年に就航した満載排水量27,100tの軽空母だ。

全長236.5m、最大幅39mで艦橋は右舷側に設置され、左舷側は先端にスキージャンプ勾配が設置された全通甲板となっている。

そのサイズや満載排水量が海上自衛隊のいずも型護衛艦に近いことからよく比較対象とされるが、いずも型が現状ではヘリの運用が主体であるのに対し、「カヴール」は垂直離着陸が可能なAV-8BハリアーⅡや哨戒ヘリなどを約20機搭載可能であり、高い航空機運用能力を有している。

また「カヴール」の格納庫は車両甲板としても転用可能であり、居住区には便乗者用スペースとして325名以上の海兵隊の乗艦ができ、輸送用陸艦としての運用も可能となっている。

近年ではハリアーⅡの後継としてF-35Bの運用能力を獲得するための近代化改修を実施しており、2021年には米国に派遣されてF-35B運用資格を取得している。

イタリア海軍ではF-35Bの運用能力を有する新型強襲揚陸艦トリエステの就役が予定されているが、その搭載能力はカヴールと同程度とされており、新型の就役後もカヴールはイタリア海軍の重要な空母戦力の片翼としての活躍が続くことだろう。

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第4位 アメリカ以外の原子力 フランス海軍シャルル・ド・ゴール

フランス本国の陥落後も植民地と軍を率いて第二次世界大戦を戦い抜いた将軍の名を冠した空母、「シャルル・ド・ゴール」

2001年に就役したこの巨大な航空母艦は、アメリカ以外の唯一の原子力空母として知られている。

全長261.5m、最大幅64.4m、満載排水量は43,000tに達し、ラファールM艦上戦闘機やシュペルエタンダール艦上攻撃機などの固定翼機を含めて30~40機程度を運用できる名実ともに正規空母である。

艦橋は右舷側に設置され、左舷側の全通甲板にはスキージャンプ勾配ではなくカタパルトが2本装備されている点は、他国の空母よりもアメリカの空母に近い特徴と言えるだろう。

そんな「シャルル・ド・ゴール」だが、実はアメリカの空母ですら保有していない能力を有している。

前述したラファールM艦上戦闘機であるが、熱核弾頭を搭載するミサイル「ASMP-A」を装備可能だ。

つまり、「シャルル・ド・ゴール」は核兵器の運用能力を有する航空母艦でもあるのだ。

ヨーロッパ大陸の中央に位置するフランスであるが、現在でもインド・太平洋地域に多くの海外領土を有する大国であり、世界中に広大な領海と排他的経済水域を有する海洋国家でもある。

こうした領域の隅々にまで戦力を投下できる「シャルル・ド・ゴール」によって、フランスの軍事的プレゼンスが維持されているのだ。

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第3位 2つの艦橋を備えた イギリス海軍クイーン・エリザベス

2017年に就役したイギリス海軍の正規空母「クイーン・エリザベス」は、世界の中でも新しい航空母艦だ。

その外見については、右舷側に前後2つの艦橋が設置されているツインアイランド構造が特徴的だ。

これはそれぞれ航海・作戦用の艦橋と航空管制用の艦橋として機能するほか、片方がダメージを負っても、その機能を残りの艦橋が引き継げる冗長性を確保する意味合いもあるという。

左舷側は先端に大きなスキージャンプ勾配を設置した全通甲板となっており、F-35Bの発着艦が可能だ。

全長284m、最大幅73mというサイズはフランスの「シャルル・ド・ゴール」よりも一回り大きな船体を有し、F-35Bと哨戒ヘリ等を40機以上搭載可能だ。

イギリスではフォークランド紛争で活躍したインヴィンシブル級航空母艦が財政難等の影響で2014年に退役してからの数年間、空母を保有していない期間が生じていたが、クイーン・エリザベスの就役によって再び正規空母を保有する海軍大国に返り咲いた。

フランスと同様にアジア・太平洋地域を含めて世界中に海外領土を有するイギリスがその軍事的プレゼンスを維持するためにも、クイーン・エリザベスは欠かすことのできない戦力として活躍していくことになるだろう。

第2位 世界最多の空母 アメリカ海軍ニミッツ

多くの人にとって、空母と聞いて真っ先に思い浮かぶのが「ニミッツ級航空母艦」の姿だろう。

全長333m、最大幅76.8mという巨大な船体は中央部の甲板が左右に大きく膨らんだ特徴的な形状をしている。

この甲板の中央には着艦用のアングルドデッキが、そして先端にはカタパルトを装備した発艦用の滑走路が設置されている。

発艦と着艦の滑走路が完全に分かれているほか、作業や駐機に使用できる滑走路以外の面積も広く確保できていることから、非常に高い航空機運用能力を持っている。

「ニミッツ級航空母艦」は長年にわたってアメリカ海軍の象徴といえる存在だ。

その満載排水量は実に100,000tを超え、搭載機数は固定翼機を中心に70機を超え、その規模は一隻で中小国の空軍に匹敵する戦力と言われるほどだ。

この「ニミッツ級航空母艦」をアメリカはなんと計10隻も保有しているのだから、他国の海軍とは桁違いであることがわかるだろう。

「ニミッツ級航空母艦」は世界で初めて量産された原子力空母であり、世界で最も多く就役している航空母艦でもあるのだ。

そして、現在は後継の「ジェラルドRフォード」の登場によってその地位を譲ったが、つい数年前までは世界最大の空母でもあったのだ。

第1位 最新鋭空母 アメリカ海軍ジェラルドRフォード

現代の航空母艦の中で頂点に位置しているのが、アメリカ海軍の最新鋭原子力空母「ジェラルドRフォード」だ。

2017年の就役した本艦は、世界最大の全長337m、最大幅78m、満載排水量101,600tという巨大な艦体を有しており、固定翼機を含めて75機以上を搭載可能だ。

また、前級にあたる「ニミッツ級航空母艦」が開発されてから半世紀が経過していることもあり、本艦には様々な最新技術が導入された。

その一つが世界でもフォード級1隻だけが運用している「電磁カタパルト」である。

カタパルトとは、空母の甲板上で航空機が離陸できる速度まで一気に加速させる装置のことである。

従来のカタパルトは圧縮した蒸気を動力とした蒸気カタパルトであったが、新しく導入された電磁式カタパルトでは機体の特性にあわせて加速度を細かく調整できるため、機体への負荷が軽減されるほか、小型の無人航空機等へも対応できるようになった。

一方で一度に様々な最新技術を詰め込んだため多くのトラブルに見舞われ、その対策や修繕などで多額の費用を要する結果となった。

「ジェラルドRフォード」の総工費は約1兆9000億円とされており、史上最も高価な航空母艦となったのである。

しかし、同時に史上最も高い航空機運用能力も有する「ジェラルドRフォード級航空母艦」は今後のアメリカ海軍の中心戦力として活躍していくことになるだろう。

空母の存在意義

現在、各国の海軍では航空機運用能力を有する艦艇の開発が盛んになっており、日本のいずも型護衛艦もF-35Bを搭載可能な空母化に向けた改修が進行中だ。

また、中国でも正規空母と呼べる規模の航空母艦が急ピッチで整備されつつある。

極超音速ミサイル等の新兵器の登場によって空母の脆弱性が囁かれつつある中、だがしかし各国が空母の整備に力を入れているのは、空母がこれからも遠く離れた海上で大規模な戦力を展開するのに欠かせない存在だからといえるだろう。

とはいえ、ウクライナ危機や台湾海峡の緊張が刻一刻と高まる現代、各国の空母同士が本気でぶつかり合う事態にならないことを願うばかりだ。

次の動画では、乗員数6000名にもなるニミッツ級空母の艦内での生活や意外な設備について解説しよう。

「戦争映画」は、ただ国同士が争う映画ではない。

迫力ある戦闘シーンだけでなく、涙なしには語れない数々の人間ドラマがある。

数ある戦争映画の中でも、今回は実話を元にしたエピソードのみを厳選して紹介する。

一度は見ておきたい実話の戦争映画5選!