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人類が地球上に表れて、もっとも古い戦争が約1 万5,000年前の旧石器時代に武器で殺傷された後が発見されている。
現在でも、アフガニスタンのタリバンやアフリカの内戦など世界のどこかでは争いが絶えることはない。
日本では平和に暮らしていても、地球上のどこかでは毎日のように尊い命が失われているのは事実である。
国と国との争いといっても、戦争とはいわば軍隊と軍隊の戦いである。
国の人口や国土の規模はそれぞれであるが、ほとんどの国が軍隊をもっている。
もし他国が侵略してきた場合、軍隊がなければ一瞬にして占領されてしまい、その国は消滅してしまうだろう。
「戦争反対!自衛隊反対!」などというのは、ただの綺麗ごとであり、実際に敵が攻めてきた場合は日本国民と財産を守るために自衛隊が戦うしかない。
日本は周りが海で囲まれる海洋国家であるため、簡単に他国が攻めてくることはできないが、戦争になれば軍事力の高い方が有利なのは当たり前である。
では、実際どの国がどの程度の軍事力を持っているのだろうか?
今回は、それぞれの国の兵力や特徴を比較しながら、軍事力ランキング5を見ていこう。
世界の軍事ランキングは迫力のある動画でも見られるので楽しんでね!
この記事に書かれている内容は
軍事力ランキング第5位 日本
いきなりランクインした我らが日本であるが、小さな島国ながらも、軍事力は第5位と世界でも上位に位置している。
日本政府は憲法第9条があるため「自衛隊は軍隊ではない」としているものの、海外から見れば自衛隊はどう見ても軍隊であることは間違いない。
日本の軍事力はこのようになっている。
人口:約1億2600万人
兵員:約30万3000人
戦車:1004台
航空戦力:1561機
戦闘機:279機
主要艦艇:155隻
軍事予算:490億ドル
日本の軍事力はイギリス、フランス、韓国を凌いでおり島国の日本がいかに強打な軍事力をもっているのかが分かる。
特に海上自衛隊と航空自衛隊においては、そのレベルが高く、艦艇は4隻のへリ空母、イージス艦8隻を保有しており、どちらもアメリカに次いで世界2位の数である。
また、世界トップレベルといわれる潜水艦や掃海艇の能力は高く、海外からの評価も非常に高い。
航空戦力では第5世代戦闘機のF-35Aステルス機を保有しており、最終的には150機近くを導入する予定で、海自の「いずも型」が空母化すればF-35Bも搭載できるようになり、これもアメリカに次ぐ第2位の数となる。
また陸上自衛隊の主力戦車である90式戦車は世界初となる自動目標追尾システムを採用しており、機動性、防御力が高く、戦車砲を食らっても耐えられる装甲といわれ、スラローム走行でも正確な射撃が可能で世界トップクラスの性能といわれている。
なぜ、日本がここまで強大な軍事力をもつに至ったのだろうか?
それは安部政権以降「防衛費」が8年連続で右肩上がりだったことも影響しているといえよう。
どの国も軍事費が増大すれば、それだけ装備が充実してくる。
2021年度の防衛要求額は5兆4898億円で、人件費を除くと1兆2000億円が装備の増強に使われる。
菅政権では、北朝鮮の弾道ミサイルに備えるために、新たにイージス艦2隻の建造と、中国の脅威に対抗するため敵の射程圏外から攻撃ができるスタンドオフミサイル開発の方針を閣
議決定した。
中国の政府系メディアでは、日本は中国に数では負けているが、「潜在的軍事力」で見れば「間違いなく世界一」と報じられている。
「核兵器以外の全ての武器や兵器を生産する能力や技術力をもっている」と中国は警戒感を強めている。
日本は唯一の被爆国であるため、核兵器を持つことはタブーであるが、それを作る技術力は間違いなくあるだろう
ちなみに6位以降の軍事力は、韓国、フランス、イギリス、ブラジルというランキングになっている。
軍事力ランキング第4位 インド
インドの人口は中国に次いで第2位であり、陸海空軍を評価するスコアにおいてすべて10位以内という優秀な軍事力となっている。
インドの軍事力はこのようになっている。
人口:約12億9600万人
兵員:役354万4000人
戦車:4292台
航空戦力:2123機
戦闘機:538機
主要艦艇:285隻
軍事予算:610億ドル
特に陸軍のけん引砲の数は4060基と多く、ロシアに次いで世界2位となっている。
中国と比べると軍事予算は4分の1ほどであり、技術力も高くはないため、国内に目立った軍事産業はないが、中国に次ぐ人口の多さから安価な労働力と多くの兵員を確保している。
空母はロシアから購入した中古空母を改造し46,000トンの「ヴィクラマデチャ」1隻のみであったが、初の国産空母である40,000 トンの「ヴィクラント」が2022年に就役予定である。
国内兵器については旧式が目立っており、中国やパキスタンとの領土問題が過熱化しているため、近代化を進めるとともに、フランスのラファールやロシアのMig-29戦闘機の購入も行った。
軍事力ランキング第3位 中国
中国は世界一の人口というだけあって、兵員は日本の約9倍にもなり、マンパワーの強さが圧倒的である。
中国の軍事力はこのようになっている。
人口:約13億8500万人
兵員:役269万3000人
戦車:3500台
航空戦力:3210機
戦闘機:1232機
主要艦艇:777隻
軍事予算:2370億ドル
軍事予算はロシアよりも多く、日本の約5倍に及ぶ。
日本との軍事力の比較をすると、全てにおいて中国が圧倒的に優勢である。
コピー大国といわれる中国は一昔前までは質より量であったが、現在は技術力の向上により、その質さえも良くなっており、高性能ミサイルや無人機、妨害機などの装備も充実している。
軍事衛星の数も年々増しており、全地球のどのエリアでも30分更新で撮影が可能といわれており、部隊の位置や出撃情報、編成なども、すぐに把握されるため警戒が必要である。
近年、中国は海軍力の増強に力をいれており、空母はすでに3隻目が建造中である。
すでにグアム近海の第2列島線までの海域において、中国の海軍力がアメリカの海軍力よりも優勢であると主張しており、自らの軍事力に対する自信の表れであるといえよう。
しかし、これは空母「セオドア・ルーズベルト」の艦内で新型コロナウイルスが拡大し、グアムに緊急入港後、およそ2か月間にわたり事実上の活動停止たことで、太平洋のパワーバランスが一時的に崩れたタイミングであることから、限定的であるといえる。
南シナ海や東シナ海への海洋進出を強めるため、空母や揚陸艦、イージス艦に匹敵する055型レンハイ級駆逐艦などの配備は過去5年で急増している。
南沙諸島の7つの人口島やインド、アフリカなどにも海軍の拠点を建造しており、十数年後にはアメリカに匹敵する軍事力になるとまで言われている。
また、空母キラーと呼ばれる対艦弾道ミサイル「DF-21D」は大気圏外から空母めがけて超高速で落下する弾道ミサイルは、発射位置が不明かつ多数発射された場合、イージス艦をもってしても迎撃が困難である可能性が高く、非常に脅威の高い兵器である。
軍事カランキング第2位 ロシア
世界2位の座であるロシアはソ連崩壊後の10年間にわたる経済的混乱により軍事力にも深刻な影響を及ぼした。
ロシアの軍事力はこのようになっている。
人口:約1億4200万人
兵員:役301万3600人
戦車:1万2950台
航空戦力:4163機
戦闘機:873機
主要艦艇:603隻
軍事予算:480億ドル
一時期は8 割近い造船設備が休業となっていたが、プーチン政権により軍事力の回復を見せている。
戦後世界最大の原子力巡洋艦「キーロフ」や史上最大の原子力潜水艦「タイフーン型」も保有しており、キーロフに関してはミサイル垂直発射装置VLSを世界で始めて装備した艦艇である。
艦艇、戦闘機においては古さが否めないが、現役復帰改修を行い戦力化している。
空母は意外にも「アドミラル·クズネツォフ」1隻のみとなっている。
また、Mig-25戦闘機は、現在におけるまで50年以上もの間、世界最速の戦闘機として君臨しており、その速度はマッハ3.2(約3,600km)でF-35Aの2倍の速度である。
巡航ミサイルを発射できる潜水艦も保有し、ロシア沿岸から西側ヨーロッパを射程に収めており、実際にシリア内戦では潜水艦からミサイル発射が行われた。
ロシアは、史上最強の核兵器「ツァーリーボンバ」の核実験も行っており、これは広島原爆の3,300倍という破壊力をもち、第2次世界大戦で使用された全火薬量の10倍に匹敵する恐ろしい核兵器である。
さらに、注目すべきは全長24m、水中速力70ノット(約130km)の大陸間原子力魚雷「ポセイドン」がついにテスト段階に移行したということだ。
このようにロシアは世界一の装備や兵器作る技術に長けている。
また、ロシア政府は兵士の遺伝子情報を解析することで、ストレス耐性や性格を判別し優秀な兵士を選出したり、配属部隊を決めたりする計画を進めており、独特の戦略が特徴である。
軍事力ランキング第1位 アメリカ
軍事力ランキングでトップとなったのは、言うまでもなく規模でも先進技術でも圧倒的な地位を誇るアメリカである。
アメリカの軍事力はこのようになっている。
人口:約3億2900万人
兵員:役226万人
戦車:6289台
航空戦力:1万3264機
戦闘機:2085機
主要艦艇:490隻
軍事予算:7500億ドル
軍事予算は7500億ドルで2位のロシアの約15倍にも及ぶ。
「世界の警察」とも言われる米軍は、世界中に部隊を展開しており11隻の原子力空母打撃軍は、24時間以内に地球上のどこへでも攻撃が可能な体制をとっている。
わが国日本においても、第7艦隊の空母「ロナルド·レーガン」が横須賀を事実上の母港として配備されており、1973年の空母「ミッドウェー」以来5隻目の日本配備となる。
さらに佐世保や沖縄には強襲揚陸艦やイージス艦が配備され、第3、第7艦隊のプレゼンスだけで太平洋地域の広大なエリアをカバーしている。
その他、世界のあらゆるエリアを艦隊がカバーしている。
第2艦隊:カナダ、北極海エリア
第3艦隊:東太平洋
第4艦隊:南米、南極エリア
第5艦隊:中東エリア
第6艦隊:欧州、アフリカエリア
第7艦隊:西太平洋、インド洋
第10艦隊:サイバー領域
第10艦隊だけは特別な組織で、軍艦は存在しない艦隊である。
もともとは対潜水艦用の戦術を研究する組織であったが、現代戦に備えサイバー領域での戦いを指揮する。
第2次世界大戦後の米軍海軍の艦艇数は1000隻を超えていたが、現在配備数は半分以下に減っているものの空母やイージス艦、原子力潜水艦の保有数はどれをとっても世界一である。
世界の軍事力ランキング まとめ
世界最大にして最強の軍事力を誇るアメリカであるが、安全保障の最優先課題を変更した。
それは「テロとの戦いに勝利すること」から「軍事大国との対決に打ち勝つこと」である。
そのため、シリアやアフガニスタンから米軍は撤退している。
軍事大国とはロシアと中国を指していることは間違いないだろう。
そして、今後はロシアよりも中国を最大の脅威として対策を進めていくものと思われる。
また、中国の超射程ミサイルに対抗すべく、日本もスタンドオフミサイルの開発に着手し、新たなイージス艦の建造も計画している。
日本は強大な経済力と「モノづくり」に対する技術力を持っており、その点も含めて軍事力第5位というランクに現れているのだろう。
日本は憲法第9条という「足かせ」があるため、何かと不自由な点が多いが、中国の軍事力増大に備えていく必要があるだろう。
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