在日米軍37,000人が撤退すれば日本は餌食に!日本の弱点「専守防衛」
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日本に駐留する在日米軍の人数は約37000人に及ぶ。

地理的な関係から沖縄に基地が集中しており、兵員の7割が沖縄に駐留している。

これを問題視する意見もあり、基地反対、米軍反対といった運動もある中、中国の海洋進出はエスカレートしており、尖閣諸島周辺では当たり前のように領海侵入が繰り返されている。

また台湾を統一しようとする野望から数年以内に台湾有事が起きるのではないかとも分析されている。

このような情勢から平和と安定を維持していくためにも在日米軍は必要であり、日米安全保障条約のもと、 法律に縛られ自衛隊を補完するのが在日米軍の役目でもある。

しまかぜ

動画でも在日米軍の陸、海、空軍と海兵隊の兵力、そして日本の弱点である「専守防衛」について解説するよ

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在日米軍の抑止力

在日米軍は、日本にせまる脅威から守るために配備されている。

具体的には南西諸島や南シナ海、インド洋に進出する中国や北朝鮮の弾道ミサイル発射などの暴走を止めるための抑止力として日本に駐留している。

また、 在日米軍の重要な役割として中国がもくろむ台湾有事に備え、軍事的圧力を与えることも理由の1つといえる。

中国と台湾は過去にも幾度となく争いを起しており、第二次世界大戦前から現在にかけて、平和的に安定する傾向はまったく見えてこない。

中国が台湾を取り込み統一することは、長年の悲願となっている。

しかし、台湾の後ろ盾としてアメリカが付いている。

もし中国が台湾侵攻を開始したなら、在日米軍が何かしらのアクションを起すことが予想される。

横須賀基地を母港とする第7艦隊の空母「ロナルド・レーガン」やイージス艦のほか、4隻の揚陸艦なども配備されている。

沖縄には嘉手納基地や普天間基地に航空機が配備され、 海兵隊の航空部隊の拠点となっている。

さらに有事の際には、沖縄の嘉手納基地にアメリカ本土からも米空軍が集結するだろう。

この強力な部隊が台湾防衛のために展開することになる。

過去に在日米軍が台湾の危機に展開したことがある。

それが 「第三次台湾海峡危機」 である。

1995年、中国は台湾近海に弾道ミサイルを複数撃ち込み脅威にさらした。

これに対し、 空母ニミッツとインディペンデンス打撃群が集結し、佐世保の強襲揚陸艦ベローウッドなどが台湾海峡を通峡し中国に対し圧力をかけた。

当時の中国は在日米軍の圧倒的軍事力に対し、抵抗する術もなくひれ伏した。

この雪辱を晴らすために、現在中国は3隻目の空母や戦闘艦艇の建造を急ピッチで進めている。

中国をはじめ、近隣諸国の脅威に対して日本国内には在日米軍部隊が駐留している。

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陸海空軍と海兵隊の兵力

日本には約 37,000人の在日米軍が駐留しており、その数は世界でドイツに次ぐ2番目の規模である。

在日米軍は陸軍、海軍、空軍、そして海兵隊といった4つの組織からなる。

海兵隊は自衛隊には存在しない組織であるが、 いったいどのような部隊なのだろうか?

彼らの任務は上陸作戦を専門とする部隊と解説されることが多いが、実際は軍が必要とするエリアに速やかに派遣される「緊急展開部隊」 である。

まず海兵隊による現地への襲撃と上陸から始まり、ある程度制圧したのちに陸軍が続く体制をとっている。

そのため、海兵隊は独自に航空部隊を持っており、海兵隊用に開発されたF-35Bやオスプレイ、輸送ヘリコプター戦車などを揚陸艦に搭載して出撃する。

沖縄県にある「普天間基地」は報道等でよく耳にするが、この基地は在日米海軍の海兵隊が使用する飛行場である。

海兵隊の規模はアメリカ軍の中では最も小さいが、逆に戦闘能力は最も高い部隊である。

訓練内容は4つの軍で最も厳しく、実戦では一番危険な任務を与えられる。

この少数精鋭部隊が沖縄に配備されている理由は、もちろん中国に対して軍事的圧力を与えるためである。

一方、在日米空軍が拠点としているのが、 東京の横田基地、青森の三沢基地、沖縄の嘉手納基地である。

横田基地には在日米海軍の司令部が置かれており、日本に駐留する米軍を指揮し、作戦計画から米兵のモラルに関することまで管理する。

また、三沢基地にはF-16戦闘機が36機配備されており、 最も規模の大きい嘉手納基にはF-15戦闘機 54機のほか、偵察機や情報収集機など合計100機が配備されている。

嘉手納基地が重要視されている理由は海兵隊と同じく中国や朝鮮半島に近いからである。

北朝鮮が弾道ミサイルを発射する兆候があれば必ず飛行するコブラボールと呼ばれる偵察機も嘉手納基地から離陸する。

ところで、日本に駐留するアメリカ軍の中で、 もっとも規模が小さいのが在日米陸軍で神奈川県のキャンプ座間に司令部が置かれている。

陸軍の規模が少ない理由は、 海兵隊と違って即応性が求められないため、平時は兵力を集結せず、有事の際にアメリカ本土から兵士が移送されるからである。

海兵隊がまず出撃し、 その後に陸軍が進出するといった役割の違いから在日米陸軍の規模は平時においては規模が小さくなっている。

そして、 在日米海軍は横須賀基地を母港とする第7艦隊の空母「ロナルド・レーガン」とそれを護衛するイージス艦 11隻のほか、 中国から近い佐世保基地には海兵隊が乗り込む強襲揚陸艦など 4隻が配備されている。

またグアムからは原子力潜水艦が横須賀や佐世保にたびたび寄港している。

世界最大であるニミッツ級空母の9番艦である 「ロナルド・レーガン」は75機もの戦闘機やヘリコプター、 偵察機などが搭載でき、 一国の空軍力に匹敵する戦闘力をもつ原子力空母である。

 

米海軍と海上自衛隊のイージス艦は合計で19隻にもなる。

このように強力な兵力である在日米軍が日本に駐留することで、 近隣諸国へ 「にらみ」 をきかせているのである。

一方、 自衛隊は憲法上、こちらから攻撃をすることは禁じられており、 それが弱点ともいえる。

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日本の弱点と在日米軍の存在価値

日本は憲法9条から生まれた 「専守防衛」 という言葉がある。

専守防衛とは攻撃を受けた場合、防護することはできるが、 こちらから攻撃をすることは禁止されている。

敵の攻撃という降りかかる火の粉は払えても、火元を断つはできないのだ。

そのため、自衛隊の装備は敵基地を攻撃できる能力を持たせてもらえず、守りに徹するための兵器となっている。

弾道ミサイルが飛んできても、それを迎撃することはできるが、 その発射基地を叩くことはできないのだ。

陸海空自衛隊は諸外国との共同訓練を通じ、米軍をはじめ各国から高い評価を得ている。

しかし、日本の法体系により自衛隊の行動は大きく制限されており、宝の持ち腐れと指摘する専門家も多い。

そこで、自衛隊の代わりに敵基地攻撃を行ってくれるのが在日米軍である。

在日米軍は「専守防衛」の枠にとらわれることがないため、必要と判断したならば、 敵基地に攻撃を行うことができる。

火の粉を払うだけの日本に変わり、火元を絶つ行動をしてくれる。

それを約束したのが「日米安全保障条約」である。

日本の戦力として強力な抑止力をもつ在日米軍は自衛隊にとって重要な役割を果たしてくれる。

この「日米安全保障条約」のおかげで、日本は近隣諸国からの侵略を受けずに平和に暮らせている。

それを当たり前だと思ってはいけない。

日本人の中には「米軍反対、自衛隊反対」と声を荒げる者も少なからずいる。

もし、 在日米軍が日本から撤退すれば、中国は今以上に台湾や尖閣諸島に圧力をかけ挑発行為がエスカレートするだろう。

自衛隊幹部やOB は「日米安保条約」 があり、 在日米軍がいなければ日本の安全はあり得ないと語る。

専守防衛という 「足かせ」

世界的に見ても日本の「専守防衛」 という法体系は特殊な存在である。

憲法9条から生まれた、専守防衛という「足かせ」がある限り、最新の装備や優秀な隊員をそろえ厳しい訓練を行っても、その能力を100%発揮することはできない。

諸外国の軍隊と同じように戦うことが許されず、限られた手段で反撃するのが日本の現状である。

現在の世界情勢を考えると、 世界の標準に近くなるように法改正を視野に入れる時がきているのではないだろうか?

次の動画では広大な太平洋エリアを担当する第7艦隊の強さとその全貌に迫る。

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