世界の攻撃ヘリ特集!最強決戦!ハインド、アパッチ、エアーウルフ!

「戦争映画」は、ただ国同士が争う映画ではない。

迫力ある戦闘シーンだけでなく、涙なしには語れない数々の人間ドラマがある。

数ある戦争映画の中でも、今回は実話を元にしたエピソードのみを厳選して紹介する。

一度は見ておきたい実話の戦争映画5選!

攻撃ヘリとは、名前の通り、攻撃専用で開発されたヘリコプターである。

機関砲やロケット弾、空対地ミサイルを装備し、空から地上の目標に対して攻撃を仕掛けることができる地上軍にとっては非常に驚異となる存在である。

他のヘリコプターとの大きな違いとすれば形状が挙げられる。攻撃ヘリを前から見てみるとよくわかるが、横幅が非常に狭く作られている。

この機体形状は、地上から敵の攻撃にさらされやすい前面と下面の面積を 狭くすることにより被弾する可能性を低くするためである。

また、通常のヘリコプターに武装を施した機体も存在するが、これは武装ヘリコプターと呼ばれている。

攻撃ヘリと武装ヘリを合わせて「ガンシップ」という名で呼ぶこともある。

今回は、旧ソ連やアメリカ、中国など代表的な攻撃ヘリの性能や特徴、攻撃力について解説していこう。

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旧ソ連 Mi-24「ハインド」

旧ソ連のMi-24「ハインド」はソ連で開発された攻撃ヘリコプターである。

Mi-24「ハインド」はアメリカの攻撃ヘリAH-1「コブラ」に対抗して開発され、NATOのコードネームである「ハインド」とは「雌アカシカ」の意味である。

運用開始が1970年という古い機体だが、今だに現役である。

生産機数は2300機以上で約600機が輸出されている。

最大速度335km、 航続距離450km、武装は12.7mm機銃1丁、機体中央にあるスタブウィングには、3種類の兵器搭載装置があり、対戦車ミサイル、ロケットランチャー、爆弾などを搭載できる。

乗員は3名、完全武装の兵員8名または最大2.4トンの積載物の搭載でき物資を吊り下げることも可能だ。

ハインドは汎用ヘリであるMiー8が原型となっており強力な武装を施し、なおかつ歩兵を搭乗させヘリボーン任務を行う目的で開発された。

このため攻撃ヘリとしては異例の大型機となった。

しかし結果的に、攻撃と兵員輸送の任務を1機に背負わせたのは設計上、失敗であったといえる。

機体が大きすぎるがゆえに運動性が不足しており、エンジンもパワー不足で最大積載量時には垂直離陸ができないという欠点を抱えていた。

旧ソ連のアフガン侵攻時には民兵が使用するスティンガ―ミサイルにより多数のハインドが撃墜されている。

そのため、それ以降は全て対地攻撃専用の機体となった。

なお後期型の機体は重装甲化が進んでおり、ローター部分 12.7mm弾の攻撃に耐えられるようになっている。

またコクピットは与圧されておりNBC(核、生物、化学)攻撃を防げるようになっている。

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アメリカ AH-64E「アパッチガーディアン」

AHー64E「アパッチ・ガーディアン」は2011年11月より米軍に配備された最新鋭の攻撃ヘリである。

AHー64Eは新規に製造されたものではなく、AHー64Dを近代化改修したものである。

最高速度は約360km 、航続距離は490km、乗員は2名、武装は30mm機関砲1門。

ヘルファイア対戦車ミサイル、スティンガー空対空ミサイル、ハイドラ70ロケット弾などを装備している。

アメリカは同盟関係にある3か国に対して 計47機のAH-64Eを輸出する予定である。

アパッチ攻撃ヘリは乗員の生命を守るために重装甲になっているがAHー64Eでは新たな素材の装甲板を使用していることもあり、防御力は従来より約15%アップしている。

また搭載しているレーダーも改良されており、海上の敵の小型艦艇などを捜索、追尾する「マリタイムモード」が追加されており、ドローンの捜索能力も向上している。

それ以外の特徴としてはUAV(無人航空機)との協同作戦が可能となっており、UAVが撮影した画像を受信し味方の各部隊に転送することが可能になっている。

陸上自衛隊でも2002年よりAHー64D「アパッチ・ロングボウ」を導入しているがアメリカでの機体の生産は途中で終了している。

このため、当初は62機導入する予定であったものが13機しか配備できていない。

またAHー1コブラも老朽化が進んでおり今後の陸自の攻撃へりの運用をどうしていくかについては大いに検討する必要があるといえる。

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 アメリカ AH-1Z「ヴァイパー」

AHー1Zヴァイパーは、対地・対戦車攻撃用の攻撃ヘリコプターだ。

2010年9月より運用が開始されている。

AHー1Wスーパーコブラの発展型でアメリカ海兵隊で運用されており、生産数は218機である。

AHー1Wの発展型とはいえ、コクピットの周辺構造以外のほとんどの部分が新規開発されたものであり、まったく別の機体であると言っていい。

ローターヘッド部はグラスファイバーとエポキシ樹脂の複合材になっており、運動性は従来と比べて格段に向上した

ヴァイパーは、艦艇への搭載を前提としているため、ローターブレッドを折りたたむことが可能になっており、海上での塩害対策として防錆仕様となっている。

キャノピーは フレキシブルグラスで作られており、これはガラスの17倍もの強度がある。

防弾性能としてはメインローター、テイルローター共に23mm弾の直撃に耐えられるように設計されており、その他の部分も12.7mm弾 に耐えられるようになっている。

乗員2名、航続距離685km、武装20mm機関砲1門、空対空ミサイルはスティンガーとサイドワインダーを最大6発、対戦車ミサイルはTOW、マーベリック、ヘルファ イアミサイルなどを両翼に最大16発搭載することが可能である。

さらにハイドラ70ロケット弾(19発入り)ポッドを最大4基備えている。

従来のスーパーコブラより搭載量は2倍になり航続距離は20パーセント長くなった。

運用に罹る費用はAHー64Aアパッチの約40%ですむという利点もある。

 中国 WZ-10[霹靂火]

WZー10は中国が初めて保有した攻撃ヘリコプターである。

運用開始は2010年12月である。

操縦席は縦列複座式の乗員2名、生産機数は約300機で風防は防弾ガラスになっており7.62mm弾の攻撃から耐えられるようになっている。

通常のヘリは並列複座式、つまり座席が横に並ぶ形式になっている。

しかしこれでは機体の前面及び下面の面積が広くなり攻撃で被弾する確率が高くなるので縦列複座式は現代の攻撃ヘリの基本となっている。

また操縦席部分も12.7mm弾の攻撃に耐えられるような装甲が施されている。

武装としては30mm機関砲を装備しており、銃身が射手のヘルメットの動きに反応して動くようになっている。

また国産のHJ-10対戦車 ミサイル、空対空ミサイル、ロケット弾ポットを携行できる。

また前方監視赤外線レーザー照射装置により、夜間においても作戦行動が可能である。

エンジンはプラットアンドホイットニーカナダ製のターボ シャフトエンジンが使用される予定ではあったが、制御用のソフトウェアが違法に輸出されていたことが判明し、取りやめとなった。

この事件で関連会社は7500万ドル以上の賠償金を支払っている。

その後、エンジンは国産の WZ9エンジンが搭載されることになった。

機体に使用されているステルス材料は世界トップの水準に達していると言われている。

WZー10はアメリカのアパッチに匹敵する性能を持っていると言われており、今まで攻撃ヘリを持たなかった中国軍としては大きな戦力となると言えそうだ。

エアーウルフ

超高速攻撃ヘリ、エアーウルフ。

これはアメリカのCBSで1984年から1986年にかけて放送されたテレビドラマに出てくる架空の攻撃ヘリである。

ベトナム戦争の帰還兵の主人公が、極秘のうちに開発された攻撃ヘリコプターのエアーウルフを駆使して、様々なミッションをこなしていくというドラマである。

撮影に使用されていた機体はベル・ヘリコプター・テキストロン社製のベル222が使用されている。

撮影終了後、この機体はドイツの航空会社に売却され救難ヘリコプターとして運用されていた。

しかし残念なことに1992年6月6日飛行中に雷雲に巻き込まれて墜落している。

エアーウルフの特徴はなんといっても、エンジン2基のターボジェットエンジンで点火後、わずかか9.6秒で超音速の飛行が可能になることだろう。

2万メートルまでの空間でマッハ1(時速1200km)を出すことができる。

ただし実際のヘリコプターのようにローターだけの能力であれば、最高速度は500㎞以下が限度で、高度も12,000mが限界である。

主要装備チェーンガンで、外部動力を使ってチェーンを駆動させて射撃を行う機関銃で弾詰まりが起きにくいのが特徴である。

2連装30ミリ機関砲2基、40ミリ機関砲2基を装備している。

ヘルファイヤー空対地ミサイル6基で主に対戦車用だが対艦用も存在している。

レッドアイ携帯式防空ミサイル12基、コパーヘッド対戦車用空対地ミサイル6基など計24発を装備できる。

ボディはボロン繊維で、銃弾をはじき返す防御力を持っている。

攻撃ヘリ まとめ

攻撃へりは現代の軍隊には欠くことのできない兵器になっている。

1機だけで対戦車ミサイル、ロケット弾、バルカン砲を装備し、戦車や装甲車、各種車両、歩兵など、地上にある目標のほとんど全てを攻撃撃破する能力を持っており、地上軍にとっては恐るべき存在である。

特に戦車にとっては特に厄介な相手でもある。

戦車の装甲の厚さは全てが均一になっているわけではなく、敵の攻撃にさらされる確率の高い前面が一番厚く次に側面、次に後面、そして最後が上面となっており、一番装甲の薄い上面は空から攻撃に対しては極めて脆弱なのである。

また攻撃ヘリは空母や強襲揚陸艦などに搭載して、離島防衛に使用することも可能だ。

なにより緊急時に至急、空から駆け付けることのできる機敏性は、日本の国土防衛にも大いに役立つであろう。

「戦争映画」は、ただ国同士が争う映画ではない。

迫力ある戦闘シーンだけでなく、涙なしには語れない数々の人間ドラマがある。

数ある戦争映画の中でも、今回は実話を元にしたエピソードのみを厳選して紹介する。

一度は見ておきたい実話の戦争映画5選!