ロシアの部分的動員令で26万人が国外逃亡!自傷行為で指を失う者も

「戦争映画」は、ただ国同士が争う映画ではない。

迫力ある戦闘シーンだけでなく、涙なしには語れない数々の人間ドラマがある。

数ある戦争映画の中でも、今回は実話を元にしたエピソードのみを厳選して紹介する。

一度は見ておきたい実話の戦争映画5選!

その発令は多くのロシア国民にとって、ウクライナ戦争が他人事ではなくなった瞬間であった。

ロシアのプーチン大統領はウクライナ侵攻で苦戦を強いられ、9月21日に部分的動員令を発表した。

当初は 200万人の予備役から30万人を動員するという内容であったが、最終的には120万人の動員を目指しているという情報もありロシア国内はパニック状態に陥っている。

招集された人は問答無用で戦地に投入され、独裁者のために命を落とすという厳しい現実が待っている。

一般市民までもが戦争に参加せざるを得ない状況に陥るほどロシアは追い詰められており、プーチンの焦りが分かる。

しまかぜ

部分的動員令が与える影響や逃れる3つの方法について動画でも解説するよ

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暴動とパニックを生んだ部分的動員令

ウクライナ侵攻で部分的動員令が発表され、即日施行されるという異例の事態が起きた。

動員令の発動は第二次世界大戦以来初となる。

部分的動員令とはウクライナでの紛争で必要となる特別技能を持つ人たち」だとプーチンが協調しているが、実際はそうではない。

プーチン大統領は2月の時点では、職業軍人しか動員しないと述べていた。

職業軍人とは、自らの意志で職業として軍務についている者のことである。

ところが、今回一般市民から予備兵を招集するという部分的ではない動員令となっている。

軍務経験者が対象と説明されていたが、 対象外と言われた人も次々と召集令状を受けとっており、医師によるメディカルチェックや十分な訓練も受けないまま戦地に送られるという情報も出回っている。

また、学生や高齢者は徴兵されないという規則であったが、フタを空けてみれば令状が届いた人もいる。

そういった状況のため、動員令発表からたった2日間で徴兵候補者や兵士を支援する団体には1万4000件にも上る問い合わせが殺到し、パニック状態に陥っており、ロシア国内全体に動揺が広がっている。

ロシア国内では38都市で、この発令に対する反戦デモが起こり、暴動により警官隊や軍との衝突により約2000人が拘束された。

罰則として、その中の150人以上に召集令状が出されて強制的に最前線に駆り出されるという事態にも発展している。

各地で起きているデモがこれまでと異なるのは拘束されるのは女性が多いということだ。

その理由は男性がデモに参加し捕まった場合、そのまま戦地に送り込まれて前線で銃を持たされることになるからである。

代わりに妻や母親がデモに参加して反対運動を行っているというわけである。

一部のロシア国民は動員令が出された日に、 カザフスタン行きの航空券を予約した人もいることから、国外脱出を防ぐために政府の策で空港が閉鎖される可能性も出てきている。

さらにビザなしで渡航できるジョージアなどの国外に逃げる人も多く、 陸路国境には長い列ができている。

実際にプーチン政権は予備役の男性を出国禁止にする考えのようである。

また召集令状は基本的に手渡しが原則となっているため、 居留守を使ってドアを閉め切っている人もいる。

なぜ、ここにきてプーチンは動員令を発表したのだろうか?

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動員令を発表したプーチンの思惑

動員令を発表した理由にウクライナ侵攻が予想よりも苦戦を強いられていることは確かであるが、 実は他にも理由があったのだ。

16日の会見において、 プーチンは 「動員令については急ではない」と述べていた。

しかし、 その5日後の21日には動員令を発表した。

この短期間で考えが変わった理由は9月に入ってからウクライナ北東部のハルキウ州のほとんどのエリアを奪還されており、 ロシア政府のクレムリン内で平和党と戦争党の争いが発生し、 「全面戦争すべきだ」という戦争党の考えにプーチンが賛成したからである。

プーチンは動員令を発表した際の演説において、兵員を増加しウクライナ東部と南部の4つの州を編入してロシア領とみなし、もしウクライナ軍が奪還しようとすれば核を含めたあらゆる手段を講じることを示唆している。

今回召集された人の中には軍務経験のない人も多く含まれていることから、銃も持ったことのない素人が30万人も投入されて最前線で戦うとなれば相当な被害が出ることが予想できる。

軍に属して高度な訓練を受けていないため、戦車などの特殊車両は扱うことはできないので、基本的には歩兵となることが予想される。

そのため、国境警備や防衛についていた現役兵士を最前線に回し、 代わりに召集した人たちを就かせるということも考えられる。

ロシアのもともとの兵力は約19万人であるが、 ウクライナ侵攻が始まって以来ロシアは約8万人もの兵士を失っており、戦力は相当減っている。

このような中、徴兵からどうにかして逃れようとする若者が後を絶たない。

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召集令状から逃れる3つの選択肢

ロシア市民において部分的動員令が発表されるまでは、ウクライナとの戦争は他人事のようなところもあった。

しかし、今は戦死するより「逃げるが勝ち」という状況になっており、インターネットでは「徴兵から逃れる方法」や「腕の骨を折る方法」などが多く検索され、どうにかして徴兵から逃れようと必死になっているものも多い。

召集令状から逃れる方法は大きく3つあり、1つは国外逃亡を図ることだ。

徴兵から逃れるためにフィンランドやジョージア、モンゴルの国境検問所は車が大渋滞を起こしている。

反プーチン組織である 「自由ロシア軍」が彼らの逃亡を支援しているという情報もあり、動員令が発表されて5日間で26万人もの人が出国している

2つ目に犯罪を行って刑務所に入ることである。 基本的に犯罪者は徴兵されないが、 反戦デモなどで逮捕された場合は逆に兵力として戦地に投入されるものもいる。

そして3つ目は自傷行為により自分の体の一部を失うことである。

国外逃亡ができるのは、お金に余裕がある人に限られるため、 国外に出られない人は自ら骨折したり、指を1本詰めたりする人までいるという。

戦死するくらいなら指を失うほうがマシという究極の選択を強いられているのである。

指がない場合、銃を扱うことができないため、確実に徴兵免除されるという。

このような徴兵逃れができない人はおとなしく戦地に行くしかないのだ。

召集令状が渡されて、決められた日までに入隊事務所に出頭しない場合は刑務所行きとなる。

捨て駒にされる若者の命

プーチンの一声で無理やり集められた 30万人が実際の戦闘でどれだけ戦力になるのだろうか?

今のロシア軍には30万人もの新兵を教育する指導者も施設もなく、装備や弾薬も足りていない状況である。

実際に予備兵にはサビ付いた銃が支給されており、老朽化したロシア軍の兵器では最新の兵器を供与されるウクライナ軍の相手にはならず、今の状態では捨て駒のようになってしまうのは目に見えている。

これ以上犠牲者を増やして未来ある若者の命を無駄にすることだけは避けてもらいたい。

もし、動員令でも戦局が良くならないようであれば、 最悪の場合、 プーチンが演説で述べたように核兵器の使用も考えられる。

演説では核の使用を匂わせたあとに、これは脅しではないと言明していることから、自ら引くに引けない状況を作り出してしまったのだ。

次の動画では、ロシアが持つ戦術核兵器の種類とその脅威について解説していこう。

「戦争映画」は、ただ国同士が争う映画ではない。

迫力ある戦闘シーンだけでなく、涙なしには語れない数々の人間ドラマがある。

数ある戦争映画の中でも、今回は実話を元にしたエピソードのみを厳選して紹介する。

一度は見ておきたい実話の戦争映画5選!