中国・ロシア新型ミサイル発射試験成功!日米の新たな脅威となるのか?

「戦争映画」は、ただ国同士が争う映画ではない。

迫力ある戦闘シーンだけでなく、涙なしには語れない数々の人間ドラマがある。

数ある戦争映画の中でも、今回は実話を元にしたエピソードのみを厳選して紹介する。

一度は見ておきたい実話の戦争映画5選!

中国は近年、対艦ミサイルの長射程化、命中精度の向上など強力なミサイルを開発、配備している。

ミサイルは、その速度が速ければ速いほど、また、射程が長ければ長いほど戦術的に有利であり、各国は、その開発に力を入れている。

我が国でも、周辺国のミサイルの脅威に対応するために、射程1000kmを超えるスタンドオフミサイルの導入を視野にいれている。

現在の自衛隊のミサイルは、対象国と比較すると射程が短いため、極端に言えばスナイパーライフルに対して拳銃で戦うようなものである。

スタンドオフミサイルを保有することが憲法違反だと声を上げる者もいるが、万が一攻撃を受けた場合、反撃する手段がなく自衛隊員の命を危険にさらす恐れがある。

今回は、近年急速に脅威が高まっている中国やロシアの新型ミサイルの種類と性能について解説していこう。

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ロシアのミサイル SS-N-27シズラー

SSN27ミサイル

ロシアのSS-N-27シズラーと呼ばれる対艦ミサイルは、潜水艦から発射が可能で、その全長は8.2m、直径53cm 弾頭重量200kgとなっている。

最大射程は450kmから650km前後で魚雷発射管もしくは垂直発射装置から発射が可能となっており、発射後は水平翼を展開するのが特徴である。

SSN27ミサイル

巡航速度はマッハに達しない速度であるが、目標から20キロ手前の地点で分離され、ミサイルシーカーといわれるレーダーを送信して目標を捜索、補足する。

最終段階では、速度が超音速のマッハ3まで加速して目標に突入する。

SS-N-27シズラーは海外に輸出されており、その場合は「クラブ」という名称になる。

輸出型では水上艦発射型がクラブN、潜水艦発射型がクラプSと呼ばれる。

クラブKと呼ばれるミサイルは、通常はコンテナに偽装されており、内部に4発のSS-N-27が搭載されている。

外見は一般的なコンテナと変わらないため、堂々と運搬されていても気づかれることはない。コンテナ船や、貨物列車、トレーラーなどでコンテナを移動し、攻撃位置についたならば、通信で仲間とコンタクトを取り、対象目標に同時に弾着するように計算して発射
する。

ミサイルを1発ずつ撃つと、相手の迎撃システムに撃ち落とされる可能性が高くなる。

そのため、複数のミサイルの飛翔方位を変えて同時に弾着させる「異方向同時弾着」という戦術をとる。

これはミサイルの到来を飽和状態にさせることで、対処できないようにするのが目的だ。

例えるなら1方向から野球のボールを1球ずつ投げると打たれるが、色んな方位から10球を同時に投げると全てを打ち返すことができないのと同じ理屈である。

この飽和攻撃に対処するために開発されたのがイージスシステムであり、脅威を自動で判断し、敵味方を識別したのち、どの方向に対しても迎撃ミサイルを連続で発射できるようになった。

イージス艦の登場により防空能力は、従来までとは比較にならないほどレベルアップしており、イージス艦なしでは防空戦は不可能といっても過言ではない。

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ロシア SS-N-33

ロシア製のミサイルで有名なSS-N-22という対艦ミサイルがある。

型は古いものの中国もそのミサイルを保有しており、マッハ2以上の超音速で飛翔し「空母キラー」「イージスキラー」と呼ばれるほど脅威の高いミサイルである。

しかし、近年さらに強力なSS-N-33というミサイルが開発されている。

その速度は超音速を上回る「極超音速」に達する。

発射後の第1段階では固形燃料を使用するブースターにより超音速に加速し、第2段階では液体燃料に切り替えるスクラムジェットにより、極超音速に加速する仕組みを採用している。

SS-N-33は全長が10mほどあり、弾等重量は300 キロ以上というサイズにもかかわらず、最大速力はマッハ8~9という極超音速を出すことができる。

マッハ9は時速約11,000キロという、とてつもない速度で向かってくる。

さらに、速度だけでなく、最大射程も低高度時で250~500キロ、高高度では740キロにも及ぶ。高度によって速力に差があるのは、高高度になるほど空気が薄くなることにより、空気抵抗が少なくなるからである。

SS-N-33の試験発射は何度か行われているが、2018年にはマッハ8が観測されている。

プーチン大統領は2019年2月に、このミサイルが最大速力マッハ9、射程1000キロを達成したと発表した。

SS-N-33はロシアの原子カミサイル巡洋艦「キーロフ級」の3番艦を近代化して搭載する予定である。

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中国のミサイル

中国海軍は、輸入したロシア製ミサイルをはじめ、射程300キロ前後の対艦ミサイルを保有していたが、近年さらに射程の長い対地攻撃も可能な巡航ミサイルを開発している。

YJ-12

YJ-12ミサイル

中国の爆撃機H-6Kや戦闘機JH-7に搭載されている対艦ミサイルで、航空機用のほかにも、艦艇用や陸上発射型も開発されている。YJ-12の全長は6.3m、直径75cm、弾等重量200から500キロとなっている。

射程は弾頭の重量などで変わってくるが、250キロから 400キロ前後となっている。

発射された後、低高度の場合マッハ2、高高度の場合マッハ4という超音速で飛翔する。

YJ-12の誘導方式であるが、GPS、もしくは慣性誘導となっている。

GPS は日常生活においてもカーナビやスマートフォンなどに組み込まれたシステムであるが、ミサイル自体の現在位置を衛星により測定して目標まで飛翔させる仕組みである。

慣性誘導とは、外からの指令を受けずに左右,上下の3Dで加速度を測定し、現在位置を算出しながら目標にむかっていく誘導方式である。

YJ-12は目標に突入前の終末段階で、誘導方式が切り替わる。

YJ-12ミサイル

ミサイル自体がレーダーを照射するアクティブモードか、エンジンや煙突などの熱源を探知する赤外線誘導に切り替わって目標を精密に追尾する。

対艦ミサイルの多くは、遅延信管により当たってから起爆を遅らせる仕組みである。

その理由は、船体に当たった瞬間に爆発すると爆発エネルギーが外に逃げてしまい、100%のダメージを与えることができない。

しかし、遅延信管により船体を突き破って深く潜りこんだ瞬間に爆発することで、100%のダメージを与えることができる。

現在、中国の新型ミサイルであるYJ-18シリーズの開発が進められている。

YJ-18

YJ-18はロシア海軍のSS-N27に酷似しており、次の4タイプが確認されている。

YJ-18シリーズ

YJ-18:水上艦発射、対地型
YJ-18A:水上艦発射·対艦型
YJ-18B:潜水艦発射·対艦型
YJ-18C:コンテナ船発射·対地型

YJ-18A はルーヤンIII型駆逐艦と新型の055型レンハイ級と呼ばれる大型駆逐艦に搭載さている。

なお、055型レンハイ級は対空ミサイルと合わせると垂直発射装置VLSに112発を搭載する能力があり、海自のイージス艦よりも搭載ミサイル数は多い。

さらに055型Aと呼ばれる改良型には、レールガンやレーザー砲といった新兵器の搭載も視野に入れ、すでに起工されている。

潜水艦発射型のYJ-18Bはキロ級潜水艦や原子力潜水艦の魚雷発射管、もしくは垂直発射管で運用されている。

従来搭載していた対艦ミサイルよりも大幅に能力がアップした YJ-18Bヘの換装により、対艦攻撃能力が飛躍的に向上している。

現在建造中の新型原子力潜水艦にも当然のことながらYJ-18Bが搭載される。

そして、コンテナ船発射のYJ-18Cであるが、すでに解説したクラブKと同じタイプで、コンテナ船に偽装したミサイルを軍用に使用するというコンセプトはロシアから引き継いでいる。

対艦弾道ミサイルDF-21D

DFミサイルと呼ばれる弾道ミサイルは、1960年代から配備されDF-1、DF-2、DF-3··とと10種類以上が開発されている。

軍事パレードで大型車両に搭載されているDF-41は大陸間弾道弾ミサイルで射程は12000キロ~15000キロにも及ぶ。

最新のDF-21D は弾道ミサイルでありながら、最終的には海上の艦艇を攻撃する対艦弾道ミサイルである。

弾道を描きつつ、大気圏に再突入しマッハ10前後の速度で落下してくる。

最終段階ではミサイルの弾頭からミサイルシーカーといわれる補足用レーダーが送信され、動いている艦艇めがけて位置を修正して突入してくる。

超高速にもかかわらず弾着精度は半径20mという正確さである。

2013年には米軍の空母に相当するサイズの艦船を目標にして、発射試験に成功したと報じられている。

世界初の対艦弾道ミサイルであり、アメリカ海軍の空母を攻撃目標にしていることから「空母キラー」と呼ばれおり、新たな脅威となっている。

進化するロシア、中国のミサイル

中国はロシア製の艦艇や航空機、ミサイルを購入して独自で改良を行い、さらに脅威の高い兵器へと進化させている。

アメリカ海軍を凌駕する勢いで急激に軍事力強化をはかりつつある中国は、特に海軍力に力を入れており、新型空母や揚陸艦、駆逐艦の建造を急ピッチで行っている。

海軍力はその国の国力と言っても過言ではない。

さらに、従来のように航空機や艦艇からのミサイル攻撃に加え、陸上からの攻撃も同時に行える長射程ミサイルを開発していることから、我が国日本においても、それに対抗すべくスタンドオフミサイルの導入が取り上げられている。

急成長を遂げる中国に対し、我が国も「専守防衛」という概念を考えなおす必要があるのではないだろうか?

今の憲法では「座して死を待て」と同様で自衛官の命を失ってからでないと動きだすことはできない。

憲法改正を視野にいれつつ、それに対抗できるだけの装備を早急に保有しなければならない。

「戦争映画」は、ただ国同士が争う映画ではない。

迫力ある戦闘シーンだけでなく、涙なしには語れない数々の人間ドラマがある。

数ある戦争映画の中でも、今回は実話を元にしたエピソードのみを厳選して紹介する。

一度は見ておきたい実話の戦争映画5選!