世界最強ステルスF-22VS中国J-20 空中戦で勝利するのはどっちか?

「戦争映画」は、ただ国同士が争う映画ではない。

迫力ある戦闘シーンだけでなく、涙なしには語れない数々の人間ドラマがある。

数ある戦争映画の中でも、今回は実話を元にしたエピソードのみを厳選して紹介する。

一度は見ておきたい実話の戦争映画5選!

2010年12月20日、インターネット上に複数の写真が流出したことで、その存在が明らかとなった。

それは新型エンジンを搭載した中国の大型ステルス戦闘機J-20と呼ばれている。

機体全体が黒く塗装されていることや、特徴的な継ぎ目、また胴体内に武器を搭載できるウェポンベイを有しておりステルス性を強く意識した機体形状であることから、中国版第5世代戦闘機ではないかと報じられた。

その後、J-20は東シナ海や南シナ海で飛行訓練を常態化させており、中国は「アメリカ空軍F-22のステルス性能と同等の数値であり大差はない」と主張している。

F-22とは、これまでに一度も輸出されたことのないアメリカ空軍だけが保有する世界最強のステルス性能を誇る戦闘機である。

中国の主張に対しアメリカは「ステルスデザインを完全には理解していないことは明らかであり、ドッグファイトではF-22の相手にならない」とロッキードマーティンの研究者たちが語った。

今回は、中国初のステルス戦闘機と言われるJ-20とはどのような機体なのか? 世界最強と言われるF-22との比較、また墜落した米ステルス機を中国が回収した事象について解説していこう。

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中国最新戦闘機J-20

中国空軍のJ-20は世界最強とされるアメリカ空軍のF-22に対抗するために開発された中国初のステルス戦闘機である。

2016年に開催されたエアーショー・チャイナでは2機のJ-20が会場上空を飛行した。

その際、機体の塗装がF-22スタイルであり、国籍を示すマークがグレーで塗装されていたことが確認されている。

J-20の全長は22m全幅は13mで世界一大きいステルス機といわれる。

最高速力マッハ1.8(時速約2200km)最大航続距離2,970マイル(約5,500km)、戦闘航続距離1,080マイル(約2,000km)乗員は1名である。

エンジンは中国が開発したWS-15エンジンの改良型とされ、噴射口はロシアのSU-57と同様に鋸歯状のステルス処理が施されており、以前のJ-20の弱点であった後方からのステルス性能が向上している。

この新型エンジンはアフターバーナーを使用せずとも、マッハを超える超音速巡航が可能なスーパークルーズ機能も有しているという。

アフターバーナーとはジェットエンジンの排気に対してもう一度燃料を吹きつけて燃焼させ、高推力を得る装置だ。

中国はJ-20の年間量産数を150機まで引き上げることを目標にしており「完全なステルス性能を持つ第5世代戦闘機を手に入れた。2030年までに700~800機保有する予定であり、日本にとっては悪夢でしかない」と報じている。

日本はF-35を147機調達予定で、次世代戦闘機F-3の数を合わせても、大量配備されるJ-20に数で勝つことは不可能である。

ただし、中国が主張するJ-20の性能にどこまで信憑性があるかは定かではない。

J-20の外観を見る限り、ステルス性よりも機動性を優先している可能性が高いと思われる。

その理由について、J-20の機体の特徴である主翼は大面積のデルタ翼で、その前方にはカナード翼がついている。

これは運動性能を高めるための翼であり、もとはロシアのスホーイに装備されていたものである。

主翼と比較すると一見小さく見えるがカナード翼幅は7.1mに達しており、ステルス性の面では極めて不利である。

J-20がF-22と同等のステルス性能を目指しているのであれば大型のカナードをつけることは矛盾していることになる。

中国ではカナード付き戦闘機に関する研究は1970年代には始まっており、第4世代戦闘機のJ-10や空母艦載機のJ-15にもカナードが付いている。

武器類はF-22やF-35と同じく、胴体内のウェポンベイに格納され、胴体中央部の4.5mのメインウェポンベイに各種ミサイルを搭載でき、胴体側面の3.3mのサイドウェポンベイに小型の空対空ミサイルを搭載できる。

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J-20とF-22の性能比較ドッグファイトで勝利するのは?

J-20はステルス機にしては大型の機体であり、F-22と比較すると全長が3mも長い。

そのため、機体の表面積が大きく、両サイドからの反射率も高い形状をしており、ステルス性能においては疑問が浮かぶ。

J-20はカナード翼がついていることから、ステルス性能よりも機動性を重視している可能性がある。

また、ロシアのステルス機SU-57をベースとしていることから、アメリカのF-22やF-35のレベルにはまだ達していないと思われる。

中国初のステルス機であるため、完全な第5世代戦闘機ではなく、あくまでも実験やデータ取りといった開発目的であることも考えられる。

しかしながらJ-20とF-22がドッグファイトを行った場合、J-20が有利となる面も指摘されている。

どちらの機体もアクティブフェーズドアレイレーダーを装備しているが、F-22は1997年の初飛行からすでに25年経過しており、赤外線装置や光学照準システムはF-35やJ-20には劣っている。

そのため接近戦まで持ちこめば、F-22が撃墜される恐れもある。中国側は「J-20は最新の光学照準センサーと赤外線センサーにより、F-22のレーダー範囲圏外から先に探知できる」と主張している。

ただし、近接戦に持ち込む前に撃墜される可能性が高い。

しかし、J-20の機首下には光学センサー用のレンズやガラス面が確認できないことからセンサー自体が未開発の可能性が高い。

一方アメリカ側は「F-22のレーダーは大型の機体であるJ-20を110km離れたところから探知可能」と報じている。

両者ともにお互いのプライドをかけ、譲らない主張をしているが、中国のJ-20について実はステルス機ではないという興味深い報道があった。

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インド軍がJ-20をレーダー探知

F-22やF-35のようなステルス機は相手の電波を乱反射させるため緻密に計算された機体形状に加え、電波を吸収する特殊塗料に身を包んでいる。

ところが、チベット自治区上空において中国の最新ステルス機であるJ-20が飛行訓練を行った際に、インド軍の対空レーダーがJ-20を探知したとインド国防研究所が報じている。

これに対し、インド空軍がSU-30を緊急発進させ、追跡したところSU-30は中国機のJ-20をレーダーで完全に捕捉したと報じている。

この事象について、インド空軍指揮官は「中国のJ-20にステルス性能は全くなく、通常のレーダーで容易に探知が可能である」とメディアに語った。

この報道に対し、中国は「チベット上空で飛行訓練は行っておらずインド側の捏造だ」と反論している。

しかし、中国人民解放軍報にはJ-10、J-20などの戦闘機が高原地区で離着陸訓練を予定していると明記されていることをフランスメディアが報じている。

墜落したアメリカF-117を中国が回収し技術転用か

1999年、NATO軍の旧ユーゴスラビア空爆に参戦したアメリカ空軍機F-117がセルビア軍に迎撃され墜落した。

その機体を中国が回収して、ステルス技術を解析し技術転用された可能性があるとされている。

アメリカ国防省はこの報道内容を否定しており、真実は不明である。もしそれが真実であったとしても、アメリカ空軍は、J-20の性能に早くから疑問を呈していた。

中国側の「J-20とF-22のステルス性能は、ほぼ互角である」という中国側の主張に対し、アメリカ空軍のデービッドゴールドフェイン参謀総長は会見で「J-20のステルス性能はF-22と比較する意味もない」と一蹴した上で「性能は30年前に発表された初代ステルス機のF-117程度だ」と語った。

アメリカはJ-20の画像データから実際に模型を作り、それにステルス塗装を施した機体でステルス性能を計測しているといわれている。

一方、香港アジア時報の軍事評論家の意見も「J-20のエンジンは実際にはそこまで強力でないため、超音速での巡航能力はない」とも指摘している。

中国は2機目のステルス機であるJ-31も試験飛行していることから、今後、幾つもの課題をクリアすれば脅威となる可能性は高いといえよう。

「戦争映画」は、ただ国同士が争う映画ではない。

迫力ある戦闘シーンだけでなく、涙なしには語れない数々の人間ドラマがある。

数ある戦争映画の中でも、今回は実話を元にしたエピソードのみを厳選して紹介する。

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