【イスラエルの軍事力】4つの秘密兵器とレーザー兵器で5重の防空網へ

「戦争映画」は、ただ国同士が争う映画ではない。

迫力ある戦闘シーンだけでなく、涙なしには語れない数々の人間ドラマがある。

数ある戦争映画の中でも、今回は実話を元にしたエピソードのみを厳選して紹介する。

一度は見ておきたい実話の戦争映画5選!

中東一の軍事力を誇るイスラエル軍。

しかし、国の面積は日本よりも遥かに小さく四国ほどの広さしかない。

イスラエルは世界最強の防空システムといわれるアイアンドームを保有しており、その迎撃率は90%とされる。

また無人兵器ガーディアムなど独自の兵器を開発している。

イスラエルが保有する軍隊は、陸軍、海軍、空軍の3軍と各軍管区により構成されている。

イスラエルは徴兵制度を取っており、男性の場合は、17歳から18歳に32ヶ月の訓練と徴兵がある。

また女性の場合は、適用年齢が15歳から49歳と広く、24ヶ月の訓練と徴兵が定められている。

今回は、イスラエルが保有する無人車両、防空システムとレーザー兵器、また新型悪臭ガスについて解説していこう。

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自立型致死兵器 ガーディアム

近年、AIの軍事利用は各国が進めており、イスラエル軍が保有するガーディアムもその1つである。

ガーディアムは、イスラエルの無人兵器開発会社によって開発された無人地上車両である。

殺傷兵器または非殺傷兵器を使用することで、国境警備などの場合において侵入者に対し、あらゆる手段で周辺を防衛することができることを特徴としており、2005年にイスラエル軍に採用されている。

レバノンとの国境沿いのパトロールに使用されるなど、実戦でも運用されている。

ガーディアムは、遠隔地のコマンドセンターから操作を行って、巡視や待ち伏せ、または早期警戒や周辺防御体制に対して運用される。

緊急事態に対して、即時対処することが可能で、有人の部隊が現地に到着するまで、この無人車両によって侵入者を抑えこむか、あらゆる殺傷兵器を用いて応戦できることが特徴である。

舗装された道路以外のオフロードを走ることが可能で、軽装甲を施した状態であっても、最高速度は80km/hを保って走ることが可能である。

また搭載しているセンサーは多岐に渡り、通常のカメラによる自動目標捕捉装置のほかに、敏感な音を集める集音機、強力なスピーカー、さらに双方向通信機を搭載している。

また有事の際の兵器の運用は、コマンドセンターから行うことが可能であるため兵士の命を危険にさらすリスクが軽減されるというメリットがある。

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中長距離迎撃「ダビデ・スリング」

イスラエルの防空システムは4重の防御網を構築している。

大気圏外迎撃ミサイルのアロー3、上層大気圏迎撃ミサイルのアロー2、そして中長距離迎撃のダビデ・スリング、短中距離迎撃のアイアンドームである。

ダビデ・スリングは、イスラエルの国防軍の軍事システムであり、イスラエル国防軍とアメリカが共同で開発したものである。

このダビデ・スリングは20174月に運用が開始されており、90%の迎撃率を誇るアイアンドームよりも広範囲を防護できる。

敵と識別された飛行機やドローン、弾道ミサイル、中距離から長距離までのロケット、巡航ミサイルへの迎撃が可能であるように設計されており、約40 kmから300kmという広範囲における発射が可能となっている。

そのため、都市部の広い範囲を迫撃砲やロケット弾から守る役割を担っている。

ダビデ・スリングは長射程のため、途中でブースターを切り離す2段式の仕組みで、切り離した後の弾頭部は目標を破壊するために直撃するシステムである。

その代償として、切り離したブースターは都市部に落下することになるが、それでも敵のミサイルの被害よりはマシであるという判断から配備されている。

一方、日本の配備される予定であった防空システム「イージスアショア」は、そのブースター問題が住民から避難を浴び、秋田県と山口県への配備が中止となった。

ダビデ・スリングは、イスラエルの既存兵器であるMIM-23ホークとMIM-104パトリオットに代わる兵器とされている。

システムであるスタンナーミサイルは、戦術弾道ミサイルであっても迎撃が可能であるように設計されていて、イスラエル製のレーダーによる追跡のほかに、カメラや赤外線による追尾方式

ーを用いて、実際のミサイルの弾頭を区別することが可能な高性能レーダーを使用している。

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高出力レーザー兵器「アイアンビーム」

アイアンビームはイスラエルの高出力レーザー兵器である。

迫撃砲や無人機などを迎撃した実績をもち、ロケット弾や対戦車ミサイルの迎撃にも成功している。

短中距離迎撃用のアイアンドームを補助するための兵器がアイアンビームであり、より厳重な防空システムを構築し、弾薬などの装てんが不要なため、より経済的な追加装備になるといわれている。

そのコストはアイアンドームがミサイル1発4万ドルという価格に対し、アイアンビームは1発わずか3.5ドル程度とされている。

迎撃時における効果はアイアンドームと同等でありながらも、そのコストを大幅に下げることができるのがアイアンビームのメリットでもある。

射程は約7㎞であり、アイアンドームでは近すぎる目標にも対処できる。

アイアンビームのレーザー出力レベルは数十kW程度であり、約4~5秒のレーザー照射で迎撃が可能である。

ミサイルの場合、もし攻撃を外した場合、自爆して破片が都市部に落下する恐れもあるが、アイアンビームはレーザー兵器で物理的なものがないため、落下の被害などはないといえる。

新型悪臭ガス「スカンク」

スカンクは、ミサイルなどの迎撃兵器ではなく、群集を制御する目的のための非致死性兵器でイスラエル国防軍が保有している。

スカンクを使用する際に放たれる悪臭により戦意を失わせる。

またスカンクという名称は、動物に由来すると言われている。

このスカンクは、放水銃から霧状になって発射され、これが付着することで、極めてひどい腐敗臭や下水の臭いがこびり付いて取れない状態となる。

この悪臭は、一般には簡単に洗い流すことが不可能であり、衣服においては最大で5年に渡って臭いが残ると言われている。

この臭いによって、群集を一定にコントロールする試みは、イスラエルで2004年に始まった。

その後、20088月においては、ビリンにおいて、初めて実際に使用されている。

イスラエル警察の技術開発主任は、スカンクの悪臭は、イーストとベーキングパウダーを含む天然有機成分から構成されているものであり、人体に有害な物質は含まれていないことから、万一摂取をしても害を及ぼすことはないと言う。

このことを理由に、開発者たちは世界中の軍隊に対して、スカンクを販売する予定であると言う。

スカンクの悪臭を除去することが可能である特殊な洗剤が製造元より販売されているものの、政府機関に関与する者などの一部しか購入できず一般には入手不可能な状態である。

日本の危機

日本で暮らしていると、戦争や戦争に使う兵器の保有とは、日常生活とはかけ離れたものであり、それに関わる人は、限られたごく一部の人であるという認識が少なからず誰にでもあることだろう。

しかし現在、かつて親日とも言えたロシアは、ウクライナへの侵攻を進めており、これにウクライナは応戦している状態が続いている。

世界の戦争はこれだけではないことは言うまでもなく、戦争に至っていなくても、核の保有を宣言していたり、日本に威嚇的な態度を示している国も実際に存在している。

武器保有を進めるのではなく、対話による和解が先決であることは明らかだが、綺麗ごとだけでは済まされないのが現実である。

日本も、敵基地攻撃能力や核兵器の保有が議論されているが、戦争が始まってからでは遅く、危機感を強めていかなければならない。

「戦争映画」は、ただ国同士が争う映画ではない。

迫力ある戦闘シーンだけでなく、涙なしには語れない数々の人間ドラマがある。

数ある戦争映画の中でも、今回は実話を元にしたエピソードのみを厳選して紹介する。

一度は見ておきたい実話の戦争映画5選!