F-2戦闘機の強さに迫る!空自唯一の対艦攻撃能力で敵艦艇を撃破!

「戦争映画」は、ただ国同士が争う映画ではない。

迫力ある戦闘シーンだけでなく、涙なしには語れない数々の人間ドラマがある。

数ある戦争映画の中でも、今回は実話を元にしたエピソードのみを厳選して紹介する。

一度は見ておきたい実話の戦争映画5選!

航空自衛隊のF-2戦闘機は世界屈指の対艦攻撃能力をもっており、開発当初は支援機という肩書きで対地対艦攻撃を考慮して設計された機体だ。

支援機とは、F-15などの要撃機を支援するという意味ではなく、日本の領海に侵略してくる敵艦艇を海上自衛隊の護衛艦とともに阻止するというものである。

現在は対空、対艦、対地といった、あらゆるミッションに対応できるマルチロール戦闘機として運用されている。

F-2に求められた性能は基地から洋上までの長距離進出能力と超低空高速飛行、そして敵艦艇を撃破するための対艦ミサイルと誘導爆弾の搭載であった。

現在、航空自衛隊ではステルス戦闘機F-35A、F-15、F-2の3種類の戦闘機が日本の空を守っている。

今回は、対艦攻撃能力に優れたF-2と搭載兵器とその性能、またドラッグシュートと呼ばれる装備について解説していこう。

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F-2の対艦攻撃能力と兵装

当初、航空自衛隊は国内開発された対艦ミサイルASM-1をF-1に装備した。

このミサイルの誘導方式はミサイル自体から送信されるレーダーにより目標をロックオンする。

護衛艦が装備しているハープーンやフランスのエグゾセといった対艦ミサイルと同様、その破壊力は強力で50km先の目標に対しての発射試験に成功している。

そしてF-2に装備されたのが新型のASM-2で、ASM-1から大幅に能力が向上したミサイルである。

ASM-2も国産オリジナルミサイルで、敵の巡洋艦や駆逐艦など攻撃力が高い大型艦艇に対処するために開発されたものだ。

終末誘導は赤外線もしくは画像識別により目標に向かっていく。

射程も150km以上と長射程になり、敵艦艇の対空ミサイルの射程圏外から攻撃することができる。

ASM-2の主翼や操舵翼もステルス技術が取り入れられたことにより、敵艦艇の対空レーダーによる探知や迎撃の確率を下げることができる。

大型艦艇を無力化するには4発のASM-2が必要といった理由からF-2には対艦ミサイルを4発搭載することができる。

これは世界最強レベルであり、周囲を海で囲まれて日本ならではの兵装といえる。

また誘導爆弾GSC-1は対地攻撃だけでなく、後方支援を行う補給部隊などの輸送船団を攻撃できる兵器で、誘導装置により狙ったポイントに着弾できる精度の高い誘導爆弾である。

F-2には外部装備を取り付けるためのハードポイントといわれるステーションが翼下と胴体にあわせて13箇所設けられており、ミサイルや爆弾はここに装備される。

ただし13発搭載できるわけではなく、兵装により搭載数はかわってくる。F-2は多種類の兵器が装備でき、先代のF-1が装備していた対艦ミサイルASM-1、空対空ミサイルAAM-3ロケット弾、アメリカ性の高性能誘導爆弾JADAMのほか、ロシアがウクライナに使用したとされる禁止兵器であるクラスター爆弾も搭載対象となっていた。

現在はASM-2よりもさらに能力が向上した次期対艦ミサイルであるASM-3の発射試験も行っている。

F-2はアメリカのF-16をベースに日米共同開発された機体であるがF-15やF-35と異なる最大の点は国内製造された機体であるということだ。

そのため、火器管制プログラムなど兵器に関するデータも国内でアップデートすることができるため、多くの兵器に対応させることができる。

刻々と変化する近隣諸国の脅威に対して、それに合致する兵器を国内製造できることがメリットといえる。

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F-2のレーダー性能と装備

F-2の目となるレーダーは三菱電機が開発したAPG-1である。

このレーダーは機械的にアンテナの方向を変えるのではなく、フェーズドアレイという多くの素子がそれぞれビームを送信することで、広範囲を高速でサーチることが可能となった。

同時処理できる目標数は10以上とされ、対艦攻撃時における艦艇などの大型目標の場合、100マイル(約185km)前後で探知でき、空対空の場合、戦闘機などの小型目標であれば、35マイル(約65km)で探知できる能力をもっている。

その後、対空戦能力向上のため、改良されレーダーAPG-2が装備された。

これにより探知距離が伸び、対空ミサイルAAM-4の能力を十分に活かせるようになった。

その他のセンサーとして赤外線ポッドは相手の熱源を感知して目標識別などを行う機能を有しており、電波を出さずに目標を探知することができる。

電子戦システムは、敵戦闘機にロックオンされた場合に警報を出すレーダーワーニングレシーバーのセンサーが機体の6箇所に設置され、パイロットに脅威情報を知らせてくれる。

敵ミサイルによる攻撃をかわすために、チャフディスペンサーと呼ばれるレーダー反射体やフレアといった熱源を発射して「おとり」にすることでミサイルの誘導をそらせて回避を行う。

コックピットはヘッドアップディスプレイによる各種情報の表示や、3基のモニターにはシステム状況や兵装、地上のマップなどを確認することができる。

また、データリンク機能は早期警戒機やF-35F-15、海上自衛隊の艦艇と探知情報を共有することができ、レーダー探知圏外の広範囲の情報共有が可能である。

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ドラッグシュートとスピードブレーキによる減速

F-2が着陸する際に後部からパラシュートを開くことがある。

このパラシュートはドラッグシュートと呼ばれる減速装置である。

なぜ、わざわざドラッグシュートを使って着陸する必要があるのだろうか?

その理由はいくつかあるが、外部装備が多く機体重量が重くなったり、滑走路に雨や雪などが降ったりした状態で着陸する場合、通常よりも制動距離が伸びてしまう。

そのような場合にドラッグシュートで空気抵抗を生むことにより短距離で減速することができるのだ。

しかし、F-2にドラッグシュートが装備された本来の理由は有事の際を考慮したことだった。

被弾などで滑走路が破壊され一部しか使用できない状況に陥った場合、通常よりもかなり短い距離で着陸しなければならない。

そのような事態に備えて要求されたのがドラッグシュートである。

またF-2には飛行中に減速するための装置も装備されている。

それがスピードブレーキである。

戦闘機を減速させるためにはスロットルによりエンジン出力を下げたり、機首の角度を立てたりして空気抵抗を増やすなどの方法があるが、場合によっては機体の姿勢や針路を維持しなければならないこともある。

その場合はスピードブレーキにより減速することができる。

F-2のスピードブレーキは胴体後部の左右に設置され、上下に開くことで瞬時に空気抵抗を作り出すことができることから非常に空力特性に優れているといえる。

スピードブレーキの開く角度により、空気抵抗を調整することができるので機体の姿勢に影響することなく減速が可能となった。

着陸時はスピードブレーキを最大角度まで開くことで急激に減速することができる。

空からの脅威を排除する戦闘機

航空自衛隊は全国28箇所に設置しているレーダーサイトで防空網を張り24時間にらみを利かせている。

不明機が領空に近づいたなら直ちに戦闘機をスクランブル発進させ警告を行い、領空に入らないように近接してエスコートする。

日本は周囲を海に囲まれているため、有事になるとまずは航空攻撃が予想される。

空からの脅威に対処し、それを排除するのが戦闘機の役割である。

航空自衛隊にはF-2F-15、F-35Aを合わせると約300機の戦闘機が配備されているが、対艦攻撃能力を持つのは現在F-2のみとなっている。

F-2は、海洋国家らしく対艦攻撃能力は世界トップクラスの能力であり、日本の安全と国民を守るために日々訓練を行っている。

「戦争映画」は、ただ国同士が争う映画ではない。

迫力ある戦闘シーンだけでなく、涙なしには語れない数々の人間ドラマがある。

数ある戦争映画の中でも、今回は実話を元にしたエピソードのみを厳選して紹介する。

一度は見ておきたい実話の戦争映画5選!