米軍最大の輸送機C-5ギャラクシーの輸送能力!戦車や戦闘機も搭載可能!
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アメリカ空軍最大の輸送機C-5ギャラクシー

1960年台の開発当時は世界最大の輸送機であり、初飛行から50年以上が経過した現代においても改良を繰り返し活躍している。

巨大なC-5の特徴は、その並外れた積載量である。

太い胴体の中は、大部分が貨物室となっており、大量の貨物や人員のほか、戦車や航空機まで搭載して飛行することが可能だ。

今回はアメリカ空軍が誇る最大の輸送機C-5の驚くべき輸送能力とスペック、事故などについて解説していこう。

しまかぜ

C-5ギャラクシーの搭載能力はスゴイよ!動画でも解説してるので最後に見てね!

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世界最大の輸送機C-5の輸送能力

輸送機C-5の輸送能力であるが、貨物室は幅5.8m、高さ4.1m、長さ37.0mであり、貨物や人員だけでなく、戦車や航空機の搭載も可能であり、改良を重ねた結果、現在においては最大約120トンの輸送が可能である。

改良モデルとは、C-5Mスーパーギャラクシーのことを指し、より多くの搭載が可能となるようにエンジンなどが近代化改修された。

120トンの重さに匹敵する物であるが普通乗用車がおおよそ1トンと仮定した場合、120台を載せて飛行できるパワーがある。

もちろん貨物室に入りきらないため120台は搭載できないが、アメリカの主力戦車エイブラムスなら2両まとめて搭載でき、通常サイズのトラックは2列で6両が積載可能。

さらにローターを外した大型輸送ヘリコプターCH-47を2機、主翼を外した状態の戦闘機F-14やF-16までもが搭載できる輸送機である。

貨物室は与圧されているため、人員搭乗も可能で兵員600名を運搬した実績もある。

そんな驚異の輸送能力をもつC-5のスペックを見てみよう。

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C-5のスペック

C-5のスペックはこのようになっている。

C-5のスペック

・全幅:67.89m 全長:75.3m 全高:19.84m
・離陸重量:381.0t
・搭載量:122.472t
・最大速度:855km/h
・飛行高度:10.4km
・搭載燃料:193,620L
・航続距離:4,445km
・乗員:通常8名

巨大なC-5の特徴は、その並外れた積載量である。

主力エンジンはターボプエンジンを採用しており、レシプロ方式とは異なりジェットエンジンで飛行をする。

最大速度は855キロで、120トン満載状態で航続距離、約4500キロを飛行できる能力がある。

なお、空中給油を受けつつ任務が行えることをコンセプトとしているため、専用の給油口を備えている点もこのC-5シリーズの特徴である。

開発当初のC-5については、エイブラムス戦車2機を輸送可能としていたのだが、事故が起き積載数を減らすという処置が取られた。

その事故と言うのが、離陸時にエンジンパワーを必要以上に消費したため、オーバーヒートを起こし油圧システムに火災が発生、飛び立つ前に墜落したのだ。

幸い負傷者はいなかったものの、C-5A以降は安全を考慮しマージンがとられることとなった。

しかし、現在ではエンジン性能が向上し、エイブラムス戦車2機を搭載しても安全稼働をすることが可能である。

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C-5の実戦での活躍や事故

C-5の実戦での活躍であるが、イラクにおいての湾岸戦争時に投入され主力戦車であるエイブラムス戦車をイラク戦に配備するために輸送した実績がある。

その過程で、ロケット砲による攻撃を受けたが、墜落を免れた

ただ、このC-5には初期型のA型においてはエンジン性能が貧弱であるため、離陸時にオーバーヒートを起こすという問題があり、過去に墜落も発生している

A型は重量制限無視による車体へのヒビや、燃料タンクの引火事故など多岐に渡り不具合が生じ改良の道へと迫られた。

さらに作業員の事故や死亡者が出たため、A型以降は改良に次ぐ改良と近代化改修を行い、整備性を重視しつつ輸送能力させる結果となったわけである。

なお、死亡事故については、初期型のドアロック損壊により、ベトナム戦争孤児の輸送時に乗員が投げ出されるという事故に見舞われ、搭乗していた孤児を含む乗員乗客328人中153人が死亡した

他にもエンジン点検時の発火により死亡事故が発生している。

改良においては、エンジン性能の向上及び、主翼の改良が施され、重量過多による離陸時のトラブルが解消された。

その後、C型においては、貨物室を改良し、積載量を増やす処置が施され、最終モデルであるM型においては防弾機能を強化した上で、エンジン性能の向上、及びメンテナンス性の向上を取り入れることで延命が図られた。

C-5輸送機 まとめ

アメリカ空軍最大級の輸送機C-5であるが、映画やアニメに登場した経緯もある。

主に兵員や戦闘車両を輸送することを得意としており、空中投下を可能としているが、当初においてはドアロックシステムに問題があり、乗客が投げ出される事故もあった機体である。

高い積載力を持ちつつ、安全性を確立したのがMシリーズで、これらは旧来モデルを改良することでアップデートされ、1969年に登場した機体にしてはかなり拡張性に富んんだ機体である。

アメリカ空軍では従来型のC-5を52機のC-5Mに更新する計画が進行中であり、この計画が完了すると、C-5は少なくとも2045年までは現役にとどまる予定になっている。

アメリカを代表する巨大輸送機C-5は、まだまだ様々な物資を世界中に運び続けるであろう。

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