航空自衛隊【7基地一覧】の特徴!配備戦闘機や撮影スポットを紹介
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航空自衛隊は北海道から沖縄まで7つの基地で戦闘機や輸送機、ヘリコプターを運用している。

中国やロシアなどの航空機が防空識別圏とよばれるエリアに侵入した場合、スクランブル(緊急発進)により戦闘機が警告に向かう。

その回数は年間900回以上に及ぶこともあり、その大部分が中国空軍の戦闘機を対象としている。

特に南西空域でのスクランブル回数を多く、全国の70%がこのエリアである。

海から空から、中国は尖閣諸島近辺に圧力をかけてきており、今後も継続される可能性は高い。

今回は、航空自衛隊全国7か所の主要基地の特徴や配備航空機、また撮影スポットも含めて解説していこう。

しまかぜ

航空自衛隊の主要基地やカッコいい戦闘機を動画でも見てね!

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千歳基地の戦闘機や特徴

千歳基地 航空自衛隊

千歳基地は北海道千歳市にある航空自衛隊の基地で、北海道の空の玄関口である新千歳空港と隣接している。

そのため、航空管制は一元的に航空自衛隊が管理を行っている。

千歳基地には3000mの滑走路が1本と2700mの滑走路が2本あり、平行して新千歳空港の滑走路が2本あるのが特徴だ。

千歳基地には第2航空団が置かれており、F-15戦闘機やT-4練習機が配備されている。

また、千歳基地には政府専用機を運用している部隊も置かれており、政府専用機仕様のB-777も撮影可能だ。

千歳基地では主に北方の領空侵犯に備えたスクランブル発進や政府専用機の運用訓練などが行われている。

主な撮影スポットは2つあり、滑走路北側を通る国道36号線の歩道と千歳基地の外側を囲む道路の36Rエンド前だ。

どちらも移動しながら撮影すると順光の状態で航空機の撮影が可能である。

離着陸する機体を迫力満点に撮影できるだけではなく、航空灯火と航空機を一緒に撮影できるのも魅力だ。

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三沢基地

三沢基地は青森県三沢市にある航空自衛隊の基地だ。

そして、三沢基地は日本で唯一自衛隊とアメリカ軍、民間の三者が共用する官民共用空港でもある。

そのため、三沢基地は日本の北部エリアの防衛において重要な基地の1つであり、自衛隊もアメリカ軍も戦闘機を含めた航空機を多数配備しているのだ。

三沢基地の滑走路は3050mの滑走路が1本のみだが、民間機の発着が少ないため他の官民共用空港と比べて余裕がある。

自衛隊は主にF-35A戦闘機を配備しており、その他T-4練習機やE-2D警戒機、E-2C警戒機、CH-47J輸送ヘリなどが配備されている。

また、アメリカ軍は空軍のF-16戦闘機とC-12輸送機、P-8哨戒機を配備しており、これらの航空機も撮影可能である。

三沢基地の撮影には三沢空港のターミナルにある展望デッキがおすすめだ。

引用:https://torihikolife.com/

展望デッキからは滑走路全体が見れ、航空機の離発着を滑走路を含めながら撮影可能となっている。

また、三沢基地は米軍とも併用している関係から他の航空自衛隊の基地と比べるとセキュリティーが高く、撮影可能なポイントが少ない。

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小松基地

小松基地は石川県小松市にある航空自衛隊の基地で、小松空港と滑走路を共用している官民共用空港の1つである。

小松基地は2700mの滑走路が1本あり、滑走路の山側に自衛隊の施設が並び海側に民間の施設が広がってるのが特徴的だ。

引用:http://komatsu2airport.web.fc2.com/

日本海側にある基地の中で唯一戦闘機の部隊が置かれており、日本海での国籍不明機に対する警戒を行っている。

小松基地には第6航空団が置かれており、F-15戦闘機とT-4練習機が配備されている。

また、小松救難隊が小松基地に置かれている関係からUH-60J救難ヘリコプターとU-125A救難捜索機も配備されている。

小松基地に配備されている航空機を撮影したい場合、小松空港のターミナルにある展望デッキとスカイパークこまつ共生の丘がおすすめだ。

小松空港の展望デッキは基地内を一望でき、基地内の様子を確認しながら撮影しやすい。

対して、スカイパークこまつ共生の丘は滑走路の24エンド近くにある公園で、離着陸機を迫力あるアングルから撮影可能だ。

百里基地

百里基地は茨城県小美玉市にある航空自衛隊の基地で、茨城空港が併設された官民共用空港の1つである。

2700mの滑走路を2本保有しており、首都圏にある基地で唯一戦闘機を運用する部隊が置かれている。

そのため、百里基地は首都圏の防空においてとても重要な基地である。

また、百里基地には百里救難団が置かれており、大規模災害発生時は配備されている航空機を用いて救助や物資輸送任務を行うこともある。

こういったことから百里基地にはF-2戦闘機やT-4練習機だけではなく、U-125A救難捜索機やUH-60J救難ヘリコプターなどが配備されている。

百里基地に配備されている航空機を撮影するのであれば、基地の西門と北門付近での撮影がおすすめだ。

引用:https://minkara.carview.co.jp/

共にフェンスがあるため脚立を使った撮影が必須だが、滑走路やエプロンなどが間近で撮影できることからかなり人気のある撮影スポットだ。

新田原基地

新田原基地は宮崎県新富町にあり、築城基地と共に西日本エリアの防空を担う重要な基地でもある。

滑走路は2700mのものが1本あり、有事の際に備えたアメリカ軍の施設を普天間基地から移籍する先の候補となっている。

築城基地には第5航空団が置かれており、日々国籍不明機の領空侵犯に備えて訓練等を実施している。

また、新田原基地には救難隊も置かれており、九州などで大規模災害などが発生した時は救難活動や物資輸送などの任務を行う。

こういった経緯から新田原基地にはF-15戦闘機とT-4練習機の他に、U-125A救難捜索機やUH-60J救難ヘリコプターといった航空機も配備されている。

新田原基地に配備されている航空機を撮影する場合、新田原展望広場もしくは基地の東門や南門近くがおすすめだ。

新田原展望広場は滑走路の28エンド近くにある公園で、少し小高くなっているため基地内を見渡せるようになっている。

また、基地の東門や南門近くはフェンスがあるため脚立があったほうが撮影しやすい。

築城基地

築城基地は福岡県築上町にある航空自衛隊の基地で、新田原基地と共に西日本エリアの防空を担う重要な基地である。

築城基地の滑走路は2400mで、アメリカ軍再編に伴う普天間基地の一部施設移転先の候補としてあがっている。

そのため、普天間基地の滑走路と同じ2700mに改装する計画もあるのだ。

航空機を運用する築城基地の部隊は第8航空団のみで、配備されている航空機はF-2戦闘機とT-4練習機のみとなってる。

築城基地は滑走路の東側先端が海に突き出てるため、撮影ポイントは他の航空自衛隊の基地と比べると少ない。

築城基地の撮影スポットとしておすすめなのは西八田漁港とその近くの堤防、もしくは基地の北西にある松原展望台広場である。

共に離着陸機を近くで撮影できるスポットであるが、松原展望台広場は築城基地内を一望できるため滑走路やエプロンなどの様子をうかがいながら撮影可能だ。

那覇基地

那覇基地は沖縄県那覇市にある航空自衛隊の基地で、那覇空港に併設された官民共用空港である。

那覇基地には3000mの滑走路が1本と2700mの滑走路が1本あり、この2本の滑走路を民間機と共用しながら運用している。

那覇基地には第9航空団を中心にいくつかの部隊が置かれており、F-15戦闘機やT-4練習機、U-125A、UH-60J、CH-47Jといったヘリコプターが配備されている。

また、陸上自衛隊のLR-2やUH-60JA、CH-47J/JAといったヘリコプターを始め、海上自衛隊のP-3哨戒機の姿も見れる。

那覇基地の撮影スポットはいくつかあるが、官民共用空港という利点を活かし那覇空港のターミナルにある展望デッキがおすすめだ。

展望デッキは空港全体を見渡すことができ、飛行機の動きを観察しやすいため撮影に向いている。

また、滑走路南側にある瀬長島周辺もおすすめだ。

瀬長島周辺は滑走路南側の正面にあり、離着陸する航空機を間近で撮影できる。

そのため、迫力ある航空機の写真を撮影したい場合は空港の展望デッキではなく、瀬長島周辺が最適だ。

主要基地まとめ、宇宙作戦隊

今回は航空自衛隊が戦闘機を運用している北海道から沖縄県まで7基地を紹介した。

それぞれが緊急発進などのスクランブルや防空任務にあたっている。

他にも、警戒管制部隊や高射部隊、それらを支援する補給部隊や専門職を学ぶ学校など、全国に多くの部隊を展開している。

2020年には「宇宙作戦隊」が府中基地において約20名で新編され、宇宙空間の安定利用を確保するために活動する。

近年は、各国が軍事衛星や偵察衛星を次々と打ち上げ、宇宙からの探知や攻撃という計画もある。

今後は、人工衛星への妨害を監視する「第2宇宙作戦隊」も編成される予定で、航空自衛隊の活動エリアがさらに広がっていくだろう。

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