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中国がウイグル自治区の砂漠地帯に航空自衛隊の機体を模擬した目標を設置してミサイルで破壊する訓練を行ったことが衛星画像から判明した。
それだけではなく、アメリカ海軍の空母と同じサイズの標的も設置し、砂漠にはレールのようなものが敷かれている。
また、イージス艦に似た艦艇の模型も確認されており、何らかの攻撃訓練を実施しているものと推測されている。
事実、航空自衛隊の模擬機体は兵器によって破壊された映像が撮影されている。
中国は新しい兵器や装備の開発や購入に多くの資金を投入している。
中国の軍事予算は、日本円に換算すると20兆円以上で、これは日本の防衛予算の約4倍だ。
空母の建造や新型ステルス戦闘機、弾道ミサイルなどに多大な資金を投じている。
今回は、中国の砂漠で偵察衛星が発見した航空自衛隊の機体を模擬した標的や空母型模型について、何の目的でどのような訓練を行っているかについて解説しよう。
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この記事に書かれている内容は
自衛隊の早期警戒管制機の模型で攻撃訓練
中国はウイグル自治区の砂漠地帯に、自衛隊のE-767に似た模型を設置していたが、2022年にミサイルで攻撃して破壊されたことが衛星画像から明らかになった。
中国は日本と台湾の関係や尖閣諸島などで対立しており、自衛隊の早期警戒管制機が中国海軍や空軍の動きを監視していることに不満を持っている可能性がある。
この模型破壊は、中国が自衛隊の早期警戒管制機を攻撃できる能力をアピールすることで、日本に圧力をかけようとしたものだと考えられる。
他にも、中国の軍事力強化のためであるとする見方もある。
自国の防空能力を向上させるとともに、敵国の早期警戒管制機の弱点を探ることも目的としている可能性も高い。
そもそも、早期警戒管制機とは、大型レーダーを搭載した軍用機のことである。
目標を探知・追跡し、味方への情報共有のほか、戦闘機などの航空管制や指揮・統制を行うことができるものだ。
早期警戒管制機は、地上や艦載のレーダーでは探知できない低空飛行の目標についても遠距離から発見することに優れている。
そのため、早期警戒管制機は「空飛ぶ司令塔」や「空飛ぶ管制塔」とも呼ばれる。
中国による自衛隊の早期警戒管制機に似た模型の破壊において、日本への影響は以下のようなものが考えられる。
1つ目は、中国の軍事力や挑発行為に対する警戒感の高まりである。
隣国がけん制を行ってきてる以上、防衛に手を抜くことはできないので、緊張感をもって外交に望まなければならない。
日本は自国の防空システムや早期警戒管制機の能力を確保し、中国からの攻撃に備える必要がある。
2つ目は、自衛隊や米軍との連携を強化する必要性である。
現状の日本の軍事力では中国に太刀打ちすることは不可能なので、アメリカと連携を取り、場合によっては中国に圧力をかける必要性が生まれる。
砂漠にアメリカ空母型模型
中国が砂漠に空母型模型を建造している理由については、明確な公式の声明はないが、以下に考えられる理由を挙げる。
1つ目は軍事目的ではなく、プロパガンダ的な意図である。
中国は国内外に向けて、自国の軍事力や技術力をアピールすることで、国際的な地位向上を狙っている。
空母型模型は、中国が軍事技術の進歩や国家の威信を示すために、砂漠に建造したものであると考えられる。
2つ目は訓練や模擬演習に使用するためである。
空母は複雑なシステムを持ち、様々な部署が密接に連携して運用される。
中国が砂漠に建造した空母型模型は、訓練や模擬演習に使用される可能性がある。
3つ目は技術開発のためである。
中国は、航空母艦の運用技術や、航空機や艦載兵器などの開発技術を習得するために、海上訓練や海上での実験を行っているが、これに加えて、空母型模型を用いた実験やテストを行うことで、技術開発を進めることができると考えられている。
中国は米海軍の空母や駆逐艦を模した標的を砂漠地帯に設置し、対艦弾道ミサイルの「DF-21D」や「DF-26B」のテストや改良に使用していると報じられている。
これらのミサイルは、米海軍の空母などを攻撃することができるとされており、中国は太平洋地域での軍事的優位性を確保するために開発している。
以上のように、中国が砂漠に空母型模型を建造した理由は、複数考えられると思われる。
しかし、公式には明確な説明がされていないため、いずれ確実な答えが中国から公表される日が来るかもしれない。
砂漠にイージス艦の模型
中国が砂漠にイージス艦の模型を建造する理由は、主に対艦弾道ミサイルの訓練や実験に利用するためだと考えられる。
対艦弾道ミサイルとは、海上の艦船を対象とした弾道ミサイルのことである。
大気圏外に打ち上げられた後、重力に従って目標に落下するミサイルであり、高速で飛行するために迎撃が困難だ。
対艦弾道ミサイルは、弾道ミサイルを対艦兵器として改良したものであり、潜水艦や地上から発射されることがあり、目標の位置や動きを追跡し、最終段階で誘導することができるため、動いている目標に対しても攻撃が可能である。
中国は現在、世界で唯一実戦配備されている対艦弾道ミサイル「DF-21D」や「DF-26B」を保有している。
そもそもイージス艦とは、アメリカ海軍が最初に開発した戦艦で、イージスシステムを搭載した艦艇の総称である。
イージスシステムとは、高性能なレーダーと情報処理・射撃指揮システムにより、多数の目標を同時に追跡し、対空・対水上・対潜のミサイル攻撃を行うことができるシステムだ。
現在ではアメリカのみならず日本や韓国などの国々も保有している。
ちなみに、日本の海上自衛隊は、現在8隻のイージス艦を運用しており、最新鋭のまや型護衛艦「まや」と「はぐろ」などが存在する。
中国はそんなイージス艦の模型を使って、自国の対艦弾道ミサイルの有効性や精度を確認するとともに、敵国の防空能力を探ることも目的としている可能性がある。
また、中国がイージス艦の模型を建造する理由として、他にも、プロパガンダの意図も含まれる。
中国は、自国の軍事力や技術力をアピールすることで、国際的な地位向上を狙っている。
先にも述べたように、イージス艦は、アメリカが開発した強力な防空システムを搭載した戦闘艦であり、中国が自国の技術力を高め、軍事力の向上をアピールするために、砂漠に建造したものであると考えられる。
中国の野望と台湾有事
中国が軍事力を増強を行う先で成し遂げたい野望は、領土や領海の主権主張である。
中国は、領土紛争を抱える地域があり、南シナ海や東シナ海などの海域を含め、領土や領海の主権を主張している。
軍事力を増強することで、領土や領海の主権を守り、主張することが可能となる。
また、中国は、台湾を自国の一部としているが、台湾は独立を主張している。
軍事力を増強することで、台湾に対する圧力を強め、独立を阻止することを目指している。
経済力や技術力に加え、軍事力の拡大によって、国際的な影響力を高めることを狙っている。
軍事力の拡大によって、国際社会での地位や影響力を向上させ、自国の利益を守ることができると考えている。
近年は、先進国に匹敵する軍事技術の開発を進めており、軍事力の増強を通じて、軍事技術の向上を図ることが目的とされている。
軍事力の増強は、国内の安定を確保するための手段の一つでもある。
中国は、少数民族地域でのテロや暴力行為を抑制するために、軍事力の増強を進めていると考えられている。
次の動画では、米中空母の実力の差と、衛星写真で撮影された中国空母の爆発跡について解説しよう。
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